高かった電話加入権をどうにか支払って新しい電話機を取り付けたとき、
とうとう所帯持ちになったんだなあと実感したものです。
以来シリコンバレーラボ時代も含めて使い続けてきたそんな電話機のマイクロカセットテープドライブが故障しました。
原因は単なるゴムベルト切断。
あえて買い換える必然性もなかったので、部品を家電店で発注、入手し交換。
部品代800円、電話機はメンテしやすい構造で、所要15分。
もうしばらく使い続けましょう。 子機のバッテリは最初1995年に寿命となり、Haltekで買った中古ニッカド電池で組んで交換しましたが、 それも寿命となったので、今回ふたたび単三ニッカド電池を4本購入して追加工し交換しました。 |
テールパイプステー溶接部疲労破断。 ホームセンターでパイプステーを購入しパイプステーとテールパイプを共締め。 部品代約240円。 |
半年以上前から、MFJ-959Bアンテナチューナ・プリアンプの調子が変でした。
接触不良が起こっているような感じで、感度が上がらないことが頻発していました。
が、なにしろ仕事に忙殺されていて短波ラジオに火を入れることもできずほったらかしでした。
イラクの状況を知ろうと思い久しぶりに
コリンズ51S-1
に火を入れると、51S-1そのものも接触不良で最初ぐずっていました。
が、チューナー・プリアンプもやはり不調。 このチューナー・プリアンプは受信専用で、 古いモデルとはいえデュアルゲートMOS FETくらい使って欲しいところですが、 プリアンプに使われているのは2N3904が1石だけ。 このチープさ、アマチュアさはMFJならでは。 まったくナメてるよなあ。 まあリバモアのスワップミートで10ドルで買ったものですから、十分にモトは取れています。 で、2N3904を交換してみましたが感度は変わらず。 あちこちつついていると、背面パネルの電源ジャックの接触不良であることが判明しました。 この電源ジャックは通常のADアダプタに使われているようなタイプではなく、単なるモノラルミニミニジャック。 この辺もMFJ流のいい加減さが出ています。 で、内部の電源スイッチのターミナルから直接電源用の配線を引き出しました。 そういえば前のオーナーもどうやら同じ症状で苦しんでいたのでしょう、ほとんど同じような方法で9V電池用のホックをつけていたのですが、 それと気づかずに入手直後に取り外していたのでした。 復活したMFJ-959Bのおかげで、情けないベランダホイップでも良好に国際放送が楽しめる状態に戻りました。 |
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ラボの常用オーディオアンプとして使っていたシャープ製のミニコンポは故障品の譲り受けでしたが、
半年ほど前に片側のパワーアンプが壊れてしまいました。
譲り受けたときにはすでにCDプレーヤーが故障し、MDデッキが故障し、カセットデッキも故障していました。
とうとうパワーアンプも故障したとあってはヘッドホンFMラジオとしてしか機能が残っていません。
一台の機械でこれほどボロボロに自然故障するというのもすごいなあ。 今度こそアンプは自作するぞと思いつつ、全くそんな時間がとれない困った状況。 で、カテゴリー5のイーサネット ケーブルを買いに電気屋に行ったついでにオーディオコーナーを見てみました。 最近はガンダムチックなギンギンハデハデのモデルが少なくなり、低価格ながらコンパクトでセンスのよいデザインのものが多くなっているんですね。 ま、私が必要なのは小出力のアンプだけですからわざわざウン万円出すことはありません。 と、あれれ、このモデルは・・・クラシカルなアナログVUメーターがついてる!! それはアイワ製で、CD/MD/カセット/USB入力つき。 ですがサラウンド プロセッサやグラフィック イコライザなどの機能を削り低価格を狙ったモデルのよう。 カセットはノーマルテープのみだし、ドルビーNRもついていません。 試聴してみようとすると、 2台展示してあるうちの1台はCDのイジェクトボタンを押してもドライブがフォーカスのリトライ動作を繰り返すだけでトレイが出ず。 普通のお客ならここで呆れて購入対象から落選するのでしょうが、 私にとって通常必要な機能が揃っていることを確認したのち、即決で購入してしまいました。 アイワ製でカセットがありアナログVUメーターがついている、というだけで私にとっては決定的な購入動機です。 なにしろ「カセットならアイワ」だもんね。 ちなみに、このモデルは独立会社としてのアイワの最期の製品のひとつであるようです。 ラボのラックにさっそく置いて試すと、付属のスピーカは低音の質感は明らかに不足。 小型ですからいたし方ありません。 このアイワのモデルにはサブウーファ用ライン出力ジャックがあり、 重低音が必要な方はサブウーファをお買い求めください、っていうことのようです。 私は伝統的な左右2チャンネルに固執しているので、 スピーカはシャープ製のバスレフを引き続き使うこととし(容積は3倍ほどあります)、 5分間だけ聴いた小型スピーカは元の段ボール箱に戻し、物置に直行させることにしました。 VUメータのバックライトはブルー/ラベンダー/アンバーの3色を切り替えることができます。 これはグッド。 デザインは派手すぎずレトロすぎず、ちょうどいいかも。 フロントパネルも表示パネルもリモコンもすべて英語表記でナイス。 ただしデザイン優先で左右に振り分けたボタンの配置はたいへんわかりにくく、 ユーザーインターフェイスの観点からは完全に不合格。 クロームめっき仕上げのボリュームつまみはプラスチック型の成型精度が良くなく表面のでこぼこが目立ちます。 この部分は100円ショップの製品のような情けない品質。 ここだけは同じプラスチック製でいいからアルマイト風処理にして欲しかったなあ。 いまどき誰も使わないのかもしれないけれど、手動録音レベル調整つまみもぜひ欲しかった。 そもそもMDは音楽用としては使わないし、 CDも全部物置にしまっちゃったし、カセットデッキはソニーの3ヘッド機があるし、 くだらないFM番組で時間を無駄にしたくはないし、付属のスピーカは使っていないし。 結局本当に必要なのはアンプ部だけなので、いくら低価格モデルとはいえすごく無駄な買い物をしました。 が、オムニグロウのアンバー色のメーターを眺めながら音楽を聴くひとときは幸せの一言。 |
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近くのレストランで夕食でもとろうと思いPEV-1にポゴを乗せて出かけました。
車通りのほとんどない裏通りのほうがベビーカーを押して歩くには安全ですが、
いっぽう街路灯もあまりない裏道では逆に無灯火の自転車に突っ込まれたりしないか不安になってしまいました。
もちろん無灯火で自転車に乗るヤツがバカなのですが、
ポゴをバカから守るために小さなバッテリーランプでもつけようかなと感じました。 ちょうど次の日、ホームセンターの見切り品ワゴンセールで手ごろなランプがあったので購入。 販売価格780円で電池は別売り、単2形電池2本で点くハロゲンランプです。 パッケージを見ると台湾製で、アメリカのKマート向けに企画された商品のようです。 私はKマートよりも一段と安物を揃えているTARGETのファンでしたが。 その日は町のお祭りの日だったので、夜店見物に出るためにさっそくPEV-1に取り付けようと思いました。 が、ベビーカーのハンドル部はウレタンコーティングされていて自転車のハンドルパイプよりも太く、なかなか取り付きません。 そうしているうちに、あれれ、さっきまで点いていたランプが点かなくなってしまいました。 面倒になって、結局 ブラック・アンド・デッカー 製のスネーク・ライトをPEV-1のフレームに巻きつけて出かけました。 なんだ、こっちのほうが調子いいじゃん。 このランプは電池を入れるためにはプラスドライバーでいちいちケースを開ける必要がある不親切設計。 しかも防水性能はほとんど無いと想われます。 もう一度ケースを開けて調べてみると、なんとランプ切れ。 驚くべきことに累積点灯時間2分で切れてしまったのです。 ぐぎぎ。 安物には安物で。 100円ショップで売っていた3個100円のクリプトン電球を使って修理完了。 |
The product worked only 2 minutes after purchased....
Simply the bulb burnt out.
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ポータブルオーディオはほぼシリコンプレイヤーによって置き換えられた感がありますが、
ラボのあちこちにはいまだにカセットテープが転がっていて、
フトンにもぐりこんでちょっと音楽を聴くのにやはりカセットプレイヤーが欲しくなってしまいました。 家電店に出向いてみると、案の定・・・もはやポータブルカセットプレイヤーは低価格モデルか、 モノラルの英会話レッスン機程度しかありません。 会議録音用機も、大半はシリコンレコーダーになってしまっています。 ああ、もう少し早く音質重視のいい音楽用モデルを買っておくんだったな。 手ぶらで帰るのもバカらしかったので、 アイワの低価格ビニール袋入りステレオプレイヤー わずか1680円也を買って帰りました。 なにしろカセットならアイワだもんね。 最低限の機能しかないものの、 オートリバース機はヘッドアライメントがどうしても弱点になるから避けたかったし、 また本機には低音増強スイッチがあり、低音好きの私にはありがたい装備です。 それにしてもメカをみると徹底したシンプル化・エンプラ化が行われており、 ここまでコストダウンができるのか・・・と、ある種の感動を覚えます。 キャプスタンはさすがに金属ですが。 低価格モデルとはいっても10年ほど前のノーブランド品とはちがいさすがに日本メーカーへのOEM、 テープ走行は安定していて音も音楽鑑賞の実用に耐え、 15年前に3万円近くしたワイヤレスウォークマンよりもむしろいい感じ。 カセットテープ世代のオヤジは今夜1680円のカセットプレイヤーを抱いて、 シーというヒスノイズと、古いテープのときたまのヘッド暴れを楽しみながら寝ることにします。 |
Conrad Electronics
のレジでチェックアウトしようとして、すぐ脇のカゴに山積みされていた安価なデジタル マルチメータを見つけ、
ろくすっぽ製品も見ずに一緒に買いました。
価格はわずか4.46€。
このVoltcraftなるブランドの製品は最近よく見かけますが、Conrad Electronicsのインハウス・ブランドのようです。
表示は3桁で、テスタリードは本体から直出し。 ところがパッケージから取り出して使ってみようとしたら・・・電源が入らない。 あれれ、電池は別売りだったのかな。 取り扱い説明書はドイツ語・英語・オランダ語の3つが同梱されていて、 見ると電源は小型の23A型12V電池を使います。 むむ、このタイプの電池では日本ではなかなか手に入らないぞ。 電池交換はスクリュー2本で固定されたリアカバーを外して行いますが、 カバーを開けてみると電池はしっかり入っています。 あれれ? と思ったとたん、電池ホルダと基板を結ぶ赤と黒のリード線がそれぞれ、 パラリと外れてしまいました。 ありゃ、質の悪いビニール線を使ったために断線してしまったようです。 このデジタル マルチメータのパッケージには生産国の表示がありませんが、 中国製なのはほとんど間違いないようです。 液晶パネルやメータLSIなどのハイテクパーツは大丈夫でも、ビニール線を手はんだするといった工程の品質がひどすぎる、 というのはどの中国製品にも共通しています。 価格の低さはすなわち労働者の質の低さなのでしょう。 修理は、 鈴喜デンキ で買ってきた品質のよいKIVビニール電線を使ってちょいちょいで完了。 うまく動作しはじめました。 低価格機なので多くは期待していませんが、自動車電装の簡単なテストにつかうならせめて導通ブザーつきにしておけばよかったかな。 |
This low priced (4.46Euro) digital multimeter purchased in Germany did not work at all right after purchased.
The wires between battery holder and the circuit board were disconnected due to poor wire quality and possibly poor handling.
Fix was made quickly with high quality Japanese made KIV vinyl wire.
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ラボの寝室はその構造上夏場は極めて高温になります。
5月でさえ扇風機が必要。
そこで
ポゴ
にとっての最初の夏、小型の扇風機を買うことにしました。
近くのホームセンターで見つけた、ユアサブランドのシロッコファンです。
へー、バッテリーだけじゃないのね。 このファンはロジック制御で、1/2/4時間電子タイマーがあり、本体そのものが回転する首振り機構があります。 片支持のシロッコファンの弱点である振動が結構あって、床に直置きでは振動騒音が気になってしまうものの、 総じて満足できる機能・性能ですし、スタイリングも好感が持てます。 ただしチャチなマイナスイオン発生機能は無いほうがよかったなあ。 そもそもマイナスイオンに何らかの健康面でのメリットがあるとは思えないし、 ポゴがスプーンか何かを排気グリルに突っ込んでグリルのすぐ裏にある高電圧放電線に触れる可能性のほうがよっぽどリスキーです。 首振り動作時には青色LEDが点灯しますが、このLEDがやたらまぶしくて、 気になって寝付けないことがありました。 もっとも強烈な仕事のプレッシャーと育児とうつ病患者のケアとで、 めちゃくちゃ疲れているのに寝付けない日々だったので、青色LEDだけを責めようとも思いませんが。 なおこのファンはモータからかなりの磁束漏れが発生するので、 CRTのそばにおいて使うことはできません。 |
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もともとパワフルなファンではありませんが、使用3年目の今年、
さらに風量が物足りなく感じてきました。
私の暑がりも年々ひどくなってきているのかなあ。
しかしある晩、電源スイッチを入れてもモータがなかなか起動しなくなりました。
3分ほどするとなんとか実用になる風量が得られ、その晩もどうにか寝付くことができました。
扇風機の不具合で火事なんていやだし、調べてみようかな・・・ とまじまじ見てみると案の定、内部のホコリがひどい!! すぐに掃除に取りかかります。 まずはリアカバーの取り外し。しかしカバーを外すためには底面の5個のゴム足に隠れた5本のセルフタップスクリューを外し、 首振り角度を合わせておいてベースに隠れた本体底面のネジ4本を緩める作業が必要になります。 リアカバーの背面ネジ4本を入れて計13本のネジ。 リアカバーを外した状態で掃除機をかけただけでは細部のホコリが取りきれなかったので、 フロントカバーも外し、隅々まで掃除機でホコリを取り除きました。 モータシャフトの逆ネジナットをゆるめてシロッコを外し、一緒にお風呂に入ってお湯で洗浄。 ポゴがシロッコのブレードをハブラシで磨き上げてくれました。 このファンはやはり中国製ですが、設計そのものはとても素直で、組立品質や材質も悪くなく、 保守点検は楽しく行うことができました。 |
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ホコリはとれてきれいになったものの、ファンモータのシャフトの摺動抵抗はかなり大きく、
正常とは思えないレベル。
そこでシャフトベアリング部にマシン油を注油したら、
シャフトはずいぶん軽く回るようになりました。
いままでこんな重いシャフトを駆動していたのだから、
ベアリング部は結構熱を持っていたはず。
溜まったホコリが燃え出してしまう危険性があったのかもしれません。 組み立てて電源を入れると、ありゃ、こんなに風量があったんだ! 「弱」でいままでの「強」以上のパワーです。 快適! このファンではボディ背面の上側と下側にルーバーがあって、そこからシロッコの吸気を行っていますが、 下側のほうがルーバー開口面積が大きく、こちらからの吸気が支配的。 で、ルーバーを通った吸気はまずファンモータにぶつかってからシロッコに吸われます。 したがってモータの強制空冷にはなっているものの、吸気中のホコリも真っ先にモータにぶつかるわけで、 機械油が付着しているモータシャフトとベアリングにホコリ溜まりができて何の不思議もありません。 もし私と同じように掃除もろくにしない部屋で連続使用しているユーザは、みな今年あたりに壊れてしまい、 低価格機ゆえ修理にも出さずに買い換えてしまうのでしょうね。 資源の有効利用の観点からは、製品価格が下がりすぎるのも考え物です。 |
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2007年07月、ふたたびシロッコが停止。
同じ手順で修理回復しました。
しかし2週間後にはまたまた回転数が低下。
やはり本機に使われているモータは軸受けの品質が悪すぎるようです。
別の中国製小型ファンも同様にモータシャフトがダメだし。
スタイルは物真似できても、
モータのシャフトのように本当の品質を得るためには本当の技術が必要な部分についてはそうそうすぐには追いつけずにいるようですね。
ゴミを買わされて不機嫌になるよりは、
「高くてもいいから日本製のモータを使った本物の扇風機をちょうだい」と注文するのが賢い消費者と言えそうです。 2009年 廃棄。肝心のモータはやはりダメでした。 扇風機の品質はモータの品質以上になるわけがなく、後悔しつつお別れ。 |
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子機のニッカド電池を交換して4年経ちました。
近くのホームセンターに補修用の同等品が売られていたので買い求め、交換。
しかしこの電池をよく見ると製造は2001年11月。
あれれ、これでは今まで使っていた電池のほうが製造は新しいかも。 マクサー電機 MCB-SH01 (N-0900同等品) |
富岡は台風9号の直撃を喰らって被害続出。
幸いラボは停電もなく無事。
でもその翌日、電話機の留守録が動作しないとのヨメの報告。
テストしてみると、本来はボタン操作とともに聞こえるはずのビープ音がせず、テープを再生しても音が出ず、
オンフック発呼でも呼び出し音が鳴らず。
でもACアダプタからの電源は来ているし、受話器での発呼はできるし、ロジック回路も動作している様子。
台風に起因する電源系あるいは電話回線からのサージによる破損というふうではなさそうで、
となると、オーディオ出力かスピーカあたりがまずはクサそう。 筐体を開け、スピーカ端子両端にテスタをあててみると、導通なし。 原因究明にはものの5分もかかりませんでした。 次は交換用スピーカの在庫探しです。 スピーカはよくある外径φ56mmのものです。 東野電気でIC-7000Mを買ったときにおまけとしてもらった小型外部スピーカに同型のものが使われていますが、 これに使われているプラスチックコーンタイプのユニットは音質があまりに悪くて、 ボイスレコーダキットに付属していたスピーカユニットと交換して廃棄処分にしたばかりです。 そこで、捨てずにとっておいた Maxitronics 500 in One Electronic Lab に使われていたユニットと交換することにしました。 電話機のスピーカ固定金具とスピーカフレームの接触部分にはビニル系接着剤が塗布されており、 ほんのわずかなビビリ音も出さないように造られています。 う〜ん、さすが日本製の真心こもった製造だ。 きょうびの製品ではコストを下げるためにこんな目に見えない心配りは真っ先にやめさせられてしまうだろうし、 中国製品ではそもそもそんな細かいことに気づきもしません。 やっぱり日本製はいいなあ。 で、換えたスピーカはもともとフレームの歪みが原因で音質が悪かった粗悪品なのですが、 うまく音が歪まないように取り付けることができました。 φ56mmスピーカなどありふれていますが、最近のものはデスクトップPCのビープ用とかばかりで、 耐えられる音質を得られるものというのは案外に入手困難になっているのかもしれません。 |
Failed speaker
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ポゴを寝かしつけながら本を読めるような小さな読書灯を、ママが欲しがっていました。
それなら高輝度白色LEDいくつかと電池ボックスでつくってあげよう。
しかしそんな時間などなく数カ月が経ちました。
そんな時、結婚式の引き物カタログの中に電池式のLED読書灯があったので、申し込みました。 商品の到着を待っている間、韓国の高速道路のサービスエリアでズバリの製品を発見。 単3電池2本、自立式、フレキシブルブーム、白色LEDの6灯。中国製で、10000ウォンでした。 これで当初の要求は完全に満足。 さて、届いたギフトカタログの読書灯は想像していたよりもずっと小さく、LED1つをボタン電池で点灯します。 本体のプッシュボタンを押すとランプのついたアームがゆっくりと起き上がり、ランプがつく仕組み。 動きは魅力的で楽しいけれど、読書灯としての使い勝手は今一つ。 韓国の高速道路サービスエリア露天商の勝ち。 布団にもぐりこんでキーボードバックライトのないLinux Zaurusを操作するのにはいい具合に使えるかなと思い、 2カ月ほど経ってから小型読書灯を使ってみると、あれ? ずいぶん光が暗い。 それに、見る間に光が弱っていきます。たいして使っていないのに電池が自己放電しちゃったかな。 電池はLR44相当のものを3つ使います。 アナログテスタで測ってみると、どれも無負荷時の電圧は十分だし、一瞬短絡させると500mA以上も流れます。はて、電池は元気だ。 分解してみると、ヒンジ部がスイッチになっていました。 いかにも安い作りで、これではすぐに壊れそう。でもここの接触は良好で、まだ大丈夫。となると・・・。 原因は白色LEDそのものの劣化故障でした。 100円ショップに多く出回っているLEDライトの多くは、LEDを電池2本の3Vで直接点灯させていますが、 このLED読書灯は電池3本の4.5Vを直接LEDに接続しています。 電流制限抵抗は要らないのかな? 過電圧でむりやり動作させているのかな? それとも中国製低価格白色LEDの寿命なんてこんなものなのかな? いずれにせよ同胞よ、これ以上貴重な資源を浪費してゴミを製造し、人をおちょくるのはやめてくれ。 ロクに製品を確かめもせずにゴミを格安で輸入し、何倍もの値段をつけて結婚式の引き物として提供し、 受け取った人を幻滅させてしまった日本の業者も同罪。 ポゴがおもちゃにして壊してしまった100円ショップの白色LEDクリップランプから取り出したLEDに交換し、 内部に100Ωの電流制限抵抗を追加して完了。 分解組み立てに耐えるほど樹脂の精度も強度もしっかりしていないため、 組付後はアームの伸び上がりがスムースでなくなってしまい残念。 2007年12月25日 LED故障 2008年01月12日 LED交換 電流制限抵抗追加 2009年 廃棄。やっぱり役立たずでした。 |
第2研究所で使っているアナログコードレス留守番電話機です。
ポゴが子機のACアダプタケーブルに足を引っ掛けて子機が宙を舞ったらしく、その後子機が発呼・着信ともにできなくなったとのこと。
どうせACアダプタのケーブルが断線して、子機のバッテリが上がってしまったんだろうと思いましたが、
見てみると充電ランプは点灯しています。
ファンクションキーでの登録番号呼び出しや、呼び出し音のサンプル再生など、ロジック動作はすべて正常で、
スピーカも断線していません。
しかし発呼ボタンを押すと、2〜3秒後に2回のビープ音が鳴り、液晶パネル表示が待機状態に戻ってしまいます。
どうやら親機とのリンクがまったく張れていない様子。 となると、放り出されて落下したショックで内蔵アンテナあるいはトランシーバモジュールに接触不良が発生した、 というのが最もあり得そうなシナリオ。 しかし子機の筐体は特殊ネジで閉められており、手元のツールでは開けられません。 どうしたものかなと考えあぐね、右手に持った筐体を左手の手のひらに強く2回バシ!バシ!と叩きつけたら、 あれ? おおお、親機とのリンクが張れ、何事もなかったように治ってしまいました。 修理代だ、といって昼食にばあちゃんが近くのスーパーでパック寿司と缶ビールを買ってきてくれました。 うう、壊したのはポゴなんだからこちらが補償するべきなんだけどね。 でもこの一週間ロクなものを食べていなかったので、ありがたくおいしくいただいて、ぐが〜っと昼寝。 |
平手打ちでの修理効果は長続きしませんでした。
やはり子機での発呼不能が再発。
中をあけ、フラットケーブルか何かをこねまわせば治ると思うのですが、ケースは特殊ねじで締められており開けられません。
やむなく戦線離脱。ばあちゃんにはパイオニア製の新品コードレス電話機をプレゼントしました。
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スラリー詰まりを直した乾燥機は快調ですが、修理前から発生していた乾燥動作の中断トラブルは続いています。
樹脂製のドアが経年変化でわずかに変形してきていて、
ドア下端に取り付けられている突起部が本体側についているドアスイッチを正しく押せなくなってきているのです。 01月になってあまりにも頻繁に止まるようになってしまったので、修理。 とはいっても、ドア側の突起部に突起が少し長くなるようプラスチック板をガムテープで貼り付けただけ。 回路図を読むと、本体側のドア開口部には別のスイッチのような2つの金属板があります。 これはどうやら水センサだと思われます。 びしょびしょのままのものを大量に投入された場合など、 電極間が水でショートされたらコンピュータは乾燥処理を止める仕組みのようです。 |
新聞に、18年前の電子レンジが燃えたとの記事。
読めばすでに2年以上も前からリコールしているがなかなか回収が進んでいないとのこと。
「そりゃ18年も前のならいくらナショナル製でも燃えたって不思議じゃないよ!
そんな古いのを使ってて燃えたからって文句いう方がなんだとおもうけどなあ。うちのはいつ買ったんだっけ?」
「私たちが結婚したときよ。カリフォルニアに行ってる間は実家で預かってもらっていたんだから。」
「で、おれたち結婚して何年経つっけか。」
「…今年で18年目。」
「…うちのやつの型番は?」
「NEハイフンの…A575」
「…該当してる…」 18年経てば天下のナショナル製だって半田クラックが入るのです。 我々夫婦の間にまだ亀裂が生じていないのは奇跡。 それとももうかなりのところまでクラックが成長しているのか? |
サービスセンターからは3つのオプションを提示されました。
2) 1万円で買い取り 3) 無償修理、修理中は代替機を無償貸与 無償貸与機はみたところ新品のようでしたが、 ヨメは「こりゃダメだ! 加熱時間設定がキー式で使いにくい! 表示が液晶で見にくいし、なにしろ時計がついてない! 時計がない電子レンジなんて許せない! はやく直ってこないかな!」 そう、ヨメはVFD表示で昼も夜も見易い電子レンジの時計で生活していたのでした。 し、ユーザビリティに関するヨメの評価は私もまったく同意。 で、本日NE-A575がサービスを終えて戻ってきました。外装もピカピカに清掃されています。 内部もしっかり点検されたものと思います。 きれいになった反面、フロントパネルのプラスチックの黄変が目立ってしまいました。 が、やはりウチのキッチンにはこっちの方が合ってるなあ。 やはり家電を買うなら信頼できるブランドのものがいいね。 温度サイクルで半田クラックが成長するのは当たり前、自然の摂理。 事故が起きたのはみな筐体の通気ルーバーを隣接物で塞いでいたり、 ホコリでルーバーが塞がったりして内部温度上昇が大きかった場合に起きているとのこと。 ウチのは途中4年半の不使用期間があったし、使用頻度もそう高くなかったのでおそらくトラブルは起きなかったでしょう。 大電流を扱うはんだ接合部は、設計FMEAを行うときに「導通がなくなる」故障モードだけでなく、 「導通抵抗が高くなる」故障モードも考慮せよ、ということでしょう。 1Ωにまで導通抵抗が上がったジョイントに5Aが流れれば、25Wヒーターのできあがり。 ジョイントが異常加熱することがあるかもしれないということに設計検討時に気づくことができれば、 周囲に可燃物を配置しないとか、部材の耐熱グレードを再検討するとか、 必要によっては自己診断回路を設けてアクティブフェイルセーフするとかの対策が打てます。 こういった対策は多少なりともコストアップの要因になってしまいますし、新品のときはユーザにメリットが見えません。 低価格の海外品との価格競争のために国産一流メーカーでも実施するかどうか苦慮しているのだろうなと思います。 日本製品が海外低価格メーカーに本当に負けるときが来るとすれば、 それはコスト削減を優先するあまり高品質設計の重要性をないがしろにしてしまったときでしょう。 わがラボとしては、古い機器を修理するときは電源ケーブルまわりは導通があるだけで安心しないこと、 できれば新同品交換すること、という教訓としておきましょう。 |
電話機子機の電池がなくなった警告が出て使えない、
とばあちゃんからヘルプ。
買ってから2年経っていないのだからまだバッテリ寿命ではないでしょう。
ACアダプタのケーブルか、充電スタンドの接触不良あたりかな。 ラボに持ち帰って調べてみると、 あれれ、どちらも正常な様子。 となると、やはりバッテリかな。 インターネット通販で交換用バッテリを購入しました。 組みつけてみると、正常に動作開始。 でもたった2年でバッテリ消耗だなんてひどいなあ。 2010-02-28 Pioneer TF-BT10 1582円 |
中央研究所にUHF帯の多エレメント八木アンテナ --- 要するにテレビアンテナが --- ようやく取り付きました。
2年2ヶ月ほど、テレビなしの生活でした。なにしろ夫婦そろってテレビを見ないのでほとんど困りませんでしたが、
ポゴがお友達と話が合わないのもかわいそうだと思い、ようやく設置。
でも肝心のポゴはあまり喜ぶふうでもありませんでしたが。 |
せっかく高いお金を払ってテレビアンテナを取り付けたのに、
家族の誰もテレビをほとんど見ません。
稼働率は低いものの、災害などの重大ニュースはやはりテレビがいいし、
やはり地上デジタルテレビの受信設備は用意しておこう。
チューナ単品はかなり手ごろ感が出てきているし、
アナログテレビ放送停波直前になれば品薄にもなるだろうし、
そろそろ時期かと。 選んだのはI-O DATA HVT-TLSD 地上デジタルチューナ。 NTSC VIDEOアナログ出力を持ち、アナログテレビで地デジが見られる・・・という製品です。 月に数回しか受信しないテレビ放送視聴用に1万円以上の出費をしようとは思いませんが、 このチューナは実売価格5000円で、これなら可です。 ラボでのアナログテレビはゴーストが幾分ありましたが、 デジタル放送は十分な信号強度で、画質も良好。 わがラボのテレビはSONYの25インチトリニトロンで、 1994年12月24日にサニーベールのCircuitCityで599ドルで買ったもの。 なにしろこのソニー製のテレビは、ソニータイマーが壊れており、 16年経った今でも全く調子良しです。 20年経ったソニー製テレビを回収しています、という新聞公告を見ますが、 ソニータイマーが壊れたままのソニー製品って案外多いものですね。 |
ここ2ヵ月ほど東芝衣類乾燥機が、動作中ずっとガッチャンガッチャンと派手なメカノイズをたてています。
ドライブベルトが緩んでテンショナアームが暴れているのは明白。
ドライブベルトを交換すればまだ使えると思いますが、運転させたまま寝てしまうこともあるし、買い替えた方がいいかも。 いっぽう、東芝全自動洗濯機AW-C70VPは絶好調。となると、乾燥機だけ買い替えかな。 幸い、ほとんど同じタイプの乾燥機は2006年モデルながらまだ販売されています。 でも、洗濯機だってさすがに数年のうちには故障するだろうし、すでに11年6ヵ月経っていますから、リタイヤさせてもおかしくはありません。 家電店に行って検討してみると、当然店員さんは新しいモデルを推してきます。 最新モデルは人気女優のギャラ分高いですが、シングルドラムの洗濯乾燥機はおしなべて値段は下がっています。 へえ、今の乾燥機はヒートポンプを内蔵しているんだ。 洗濯乾燥機は洗濯と乾燥が並行して行えないというのは大きなデメリットだと思うし、どのみち乾燥開始前に衣類を分けるから、 乾燥まで一気に全自動というメリットもあまりありません。 斜めドラムでは洗濯物の出し入れに腰を屈めなくてはならず、腰痛持ちにはつらいし。 とはいえ、風乾燥なるものが使いものになるとも思えず、なんだかんだで結局松下の最新型ヒートポンプ機に決定。 というわけで11年6ヵ月稼働した東芝AW-C70VP全自動洗濯機と衣類乾燥機は本日めでたく勇退。 長い間ありがとう。 新たに置かれた松下は、もし2本のマニュピレータアームをつけたらまるでディスカバリー号のポッド。 ヨメも「これって勝手に動き出したりしないだろうなあ?」とすこし怖がっています。 [2011-04-27追記 その後2ヶ月後に第3研究所設立が決定。洗濯機は残しておくべきだった!!] |
ポゴはもうセガのキッズコンピュータ"Pico"は使わないだろうから処分してしまっていいのですが、
動作不良なので中古玩具店でも買値はつかないだろうし、絵本ソフトにも落書きを入れてしまったし、
捨てるしかないなと思っていました。
が、セカンドソースとはいえモトローラMC68000が入っていると思うと捨てるだなんてとんでもなくバチあたりに思えてなりません。 で、本日日曜日の午後、退屈になったポゴが「Picoやりたい!」と言いだしました。おいおい、8歳にもなってPicoかい? 最後に使ってからもう半年、ひょっとして1年は経っています。 その最後の使用時はほとんどまともに動かなかった記憶があります。 今回使ってみると、案の定、どの絵本ソフトでもまったく動作しません。 絵本ソフトと呼ばれるプログラムROMカートリッジに収容されているメモリとのインターフェイスは、 いまなら高速シリアル通信を使って4極かそこらの少ない接点数で頑丈に接続し、 メインメモリにロードして実行・・・とかが可能でしょうが、 Picoはおそらくアドレスバス・データバス・コントロールバスが狭ピッチでならぶ多極カードエッジコネクタ。 すべてのピンが確実に接続されなければならないし、実行中に一瞬でも接触不良が発生すれば即システムクラッシュです。 実際、Picoではカードエッジコネクタの接触不良が最大の弱点。 こと幼児向け製品とあっては汚れとか異物混入とかに対して強力なタンパープルーフ性能が要求されますが、 樹脂製シャッターだけで保護されたPicoのコネクタ設計は残念ながら脆弱すぎました。 全くトラブルを出さないで現存している筐体はあまりないのではと思います。 このあたりは任天堂の設計の偉大さを痛感します。 筐体付属のコンタクトクリーナで絵本ソフト側とコネクタ側の接点をこすってもまったく変化なし。 ひょっとして長期間使わなかったから電源系のキャパシタがイカれてしまったかな。 でもある1つの絵本ソフトで正常起動できたので見込みは残っています。 綿棒にエタノールを染み込ませて接点を拭いたら、まったく動作しなかった絵本ソフトがなんと一発で起動。 やはり接触不良だ。 ポゴはよろこんで遊び始めましたが、10分と経たずにハングアップ。 ので、わがラボ御用達のSafety Washの出番。 エタノールの綿棒塗布に比べるとスプレー噴射ゆえ揮発に少し時間がかかりますが、正常起動後ハングアップすることなく遊べました。 まだSafetyWashもアルコールも使っていない別の絵本ソフトも動作するようになったので、 本体側コネクタのSafetyWashによる清掃の効果は確かにあります。 いっぽう、依然まったく起動できない絵本ソフトがあり、これも絵本ソフト側カードエッジコネクタにSafetyWashを使ったら一発回復。 本体側と絵本ソフト側の両方を清掃する必要があるということです。 ハードウェアキーボードが付属しているキーボードPicoは、絵本ソフトは起動するのですがキーボードにまったく反応しません。 はて。キーボードの動作不良だろうか。 この専用キーボードを絵本ソフトに接続しているのは見るところPS2コネクタ。ひょっとしたら互換ATキーボードが使えるかも。 SafetyWashのおかげでポゴは夕食まで2時間近くPicoを楽しむことができました。結局、まだ捨てられません。さすがに来年は・・・かな。 |
もう1年ほど、中央研究所ワークステーションのオーディオの調子がよくありませんでした。
音楽でも聞こうと思って鳴らし始めた直後に右チャンネルの音量がときたま下がり、また音質が極端に劣化します。
アンプのモードスイッチをいじったり、Noobow9100からのオーディオケーブルを抜き差ししたり、
はたまた音量を上げて再生しているとのうち治ってしまいます。
おそらく
Kenwood KR-9340
のプリアンプ段のカップリングキャパシタのリークか何かだろうと思っていました。 今回節電のために、無信号時でも38Wを消費するKR-9340を止め、 AIWA TPR-840 を使うようにしましたが、 あれ、ほとんど同じ症状が出ているじゃないか!! 久しぶりに HP1200A の電源を入れ、Noobow9100とTPR-840の間に入っているオーディオテクニカAT-MX33の出力波形を観察してみると、 音が劣化したときに波形も異常になっていることがわかりました。 生産後38年経っているKR-9340が劣化してきたものと思い込んでいましたが、なんだ、そうじゃなかったの? そうなるとおかしいのはAT-MX33か、それともひょっとしてNoobow9100のオーディオデバイス? それともケーブルかも。 Noobow9100のオーディオデバイスはIntel D850EMD2マザーボードのオンボードデバイスで、 これとてすでに8年間使っているわけですから電解キャパシタの劣化があって不思議ではないし、AT-MX33となればなおさらです。 HP1200Aもこれまた老兵で、波形が異常になってもHP1200A自体の不調だったりします。 そうこうするうちに音質劣化は出なくなってしまいました。こういった逃げバグは潰しにくいなあ。 2011-04-30 右チャネル音質不良はアンプ以前の問題であることを確認 1日以上再生させないでおいて、テスト再開。 おお、再現している。 AT-MX33の入力と出力の波形をHP1200Aで観察すると、入力は正常なのに出力波形は異常です。 どうやら壊れかけているのはAT-MX33。 Noobow9100のマザーボード交換もしくはオーディオボード追加という必要はないようです。 2011-05-03 AT-MX33の右チャネル動作が異常であることを確認 |
ホームセンターで買い物をしていて、モノラルポケットラジカセが安く売られていたのでひとつ購入。
寝る直前に小さい音で、
また庭で車両整備やガーデニングをしながら気楽に音楽を聴くのにいいかなと思ったのです。 このELPA 朝日電器 CTR-201は当然のことながら中国製の安物。 商品パッケージと外装デザインはそこそこ整っていますが、ホームセンターの安物ですから多くは期待しません。 本機はオートリバースのAM/FMモノラルラジカセ。 フロントパネルにスピーカを持っています。 サイズはクラシックなウォークマンをぶあつくしたようなものです。 さてどんなものか。 まずはFMラジオとして使ってみると、ううん、これは・・・ アナログダイヤルはリニアスケールを持つものの実体はバリコン直結で、 減速比が小さすぎます。 強力な信号であっても正しくセンターチューニングをとるのはとても大変。 感度もお世辞もいいとはいえません。 FMは苦労して同調を取ってもすぐに外れてしまいます。 どうやらこれは使用開始直後のドリフトが大きいためのようで、30分たつと安定してきます。 さらに音質は最悪の分類。 これは困ったな、せめてポケットFMラジオとしてなら使えると思ったのに。 AMバンドも同調はやはり難しく、夜なのに聞こえる局は多くありません。 さすがにNHK東京第一はよく聞こえて、選択度が甘いこともありこのスピーカとしてなら音質は納得の行くもの。 中央研究所ではEagle810はたぶん無理と思いますが、第3研究所ではいい感じで聞けます。 ポケットAMラジオとしてなら十分使えるな。 さて注目のテープレコーダ部は、パッケージの仕様にDCバイアス、マグネット消去とありますのではなから期待できません。 なにしろカセットハーフから数mmと離れていないところにスピーカのマグネットがあるので、 貴重な録音のテープは絶対にこのラジカセに入れてはいけません。 取扱説明書には「本機のスピーカは防磁設計ではありません。テレビやパソコン等の近くには置かないでください。」 と書かれていますが、それじゃ自分に入っているテープへの影響はどうなのよ? ラジオを録音して再生してみると、テープメカはオートリバースを含めて狙い通りに動作していますが、 録音音量がとても小さく、ヒスノイズに思いっきり埋もれてしまっています。 録音ヘッドのパワー不足か、それともバイアスがまともにかかっていないか。 さらにそのワウフラッタの酷いことといったら!! AMラジオの語学番組の録音としてですら能力不足で、録音機としては使い物になりません。 AIWA STRASSER CSD-SR33 でちょこっとエアチェックしたテープを再生してみたら、 スピーカが小さいので低音はまるきり出ませんが、自機で録音した場合に比べてずっと音量は大きく、 ワウフラッタは語学用安物ポケットテープレコーダとしてならかろうじて我慢できるレベル。 ピアノなどでは音の濁りは明確なので、音楽鑑賞には使えたものではありません。 さらに!! 聴きなれた曲を聴いてみると、テープスピードが耐えられないほど速いことがわかりました。 自機ではまともな音量では録音できず、他機で録音したテープは再生スピードが速くて聴けない! ってことはテープレコーダ機能はまるで使い物にならないってことだ。 というわけで本機は2980円の単なる大型ポケットAMラジオ・・・。 ああ、ひどい買い物をした。 2011-05-14 ELPA CTR-201 ちなみにこのテープレコーダのテストのためにテープに録音していて、 AIWA STRASSER SR33のテープデッキの早送りと巻き戻しが正常に行えなくなっていることが判明しました。 録音用デッキと再生用デッキの両方が同じ現象。 早送り・巻き戻しメカは両デッキに共通なのかな。 あれあれ、 修理ネタ が増えてしまった。 |
An excellent example of modern low priced Chinese product ---
this compact radio cassette recorder looked nice to use while working outside such as gardening or motorcycle maintenance.
But as soon as I started to use I found I made a mistake.
Although the volume was plentiful, the radio sensitivity and stability was just marginal.
The real difficulty is the very critical tuning for it does not have a dial reduction mechanism.
Tape playback comes with obvious wow flutter, and its tape speed is aparently too fast.
Moreover, recording audio level is too low to be useful.
Therefore it cannpt playback a tape which was recorded by the other recorders;
it cannot play the tape recorded by itself.
After all this was a mere large pocket radio.
Gee.
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まともに使えるヘッドフォンはいまだに
Pioneer SE-550D
ひとつだけ(かなりボロボロになってきています) なので、
第3研究所用としてひとつ買ってもいいな。
なにしろ低音大好きバスブースト大好きのドンシャリオヤジなので、
オーディオテクニカから発売されたSolid Bassヘッドフォンは発売当初からとても気になっていました。
本日家電店に立ち寄る暇があり、購入。 Solid Bassの重低音のうたい文句は嘘ではなかった!! トーンコントロールとかバスブーストがない、たとえばSL-C860 Linux Zaurusのミュージックプレイヤーや、 カセットデッキフロントパネルのヘッドフォンジャックを使う場合も、 まるでバスブーストをたっぷり利かせたかのような低音です。こりゃいいや。 ボーカルの中域がちょっと耳につくようなソースではリラックスできないことがあり、 やはりマルチバンドのグラフィックイコライザは欲しいです。 低音の漏れを防ぎたいからなのか、イヤーパッドの圧迫力はかなり強め。 まだちょっとしか使っていませんが、これで数時間の連続リスニングはきついかも。 このヘッドフォンは調整不可能な強力なパッシブバスブースト付きなわけですから、 グラフィックイコライザ設定値はスピーカを使うときとこのヘッドフォンを使うときとではずいぶん違ってきます。 プリセット機能でも使ってその都度再調整すればいいのですが、スピーカとは別系統の、 トーンコントロール付きヘッドフォンアンプがあれば便利かな。 2011-05-23 Audio Technica ATH-WS70 9980円 |
A combination of a brand-new Audio Technica Solid Bass headphones and an AIWA cassette player,
provides me a time to forget bad things for a while with powerful rock music.
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朝日電器 CTR-201 モノラルポケットラジカセ
で思いっきり酷い目に会わされたというのに、
またまた懲りずにホームセンターで今度はコンパクトステレオラジカセを買いました。
ちょっと前に別の店で同様の製品を見かけたときは、
価格表示プレートの近くに「テープはステレオではありません」という手書きの注意書きがあり、たまげたものです。
スピーカは2つついていてFMラジオはステレオで聴けるのに、テープは録再ともモノラルだとしたらそりゃあ驚くよな。
手書きの注意書きがあるのは、おそらく複数の客から文句をつけられて返品されたんだろうな。
で、この
オーム電機
[外部リンク]
のコンパクトステレオラジカセはどうだろう。
テープヘッドを覗き込んでみましたが、
角度が良くなくてしかも老眼では使われているのが2チャンネルヘッドなのかどうかわかりませんでした。
が、たぶんテープもステレオ。
このモデルには姉妹機としてモノラルモデルもあり、そちらは1980円、こっちのステレオは2480円。
もうひとつ3980円のひとまわり大きなダブルデッキ機があり、それも検討したのですが、
目的が屋外作業時にポッドキャストをスピーカで聞くことですから、ダブルデッキ機は大きすぎ。
すっきりシンプルなスタイルのステレオ機を選びました。
さあ今日の2500円の賭けはどう出る。 単3アルカリ電池4本を入れて試すと、期待に見合ったレベルでうまく動作します。 ラジオはノイズレベルが高くてAMもFMも感度はよいとは言えませんが、強い局なら大丈夫。 スピーカで聞くFMステレオは、まさかマトリクス処理をしているとは思えないけれど、すごくワイド感があります。 ラジオのチューニングはバリコンによりますが、きちんと減速してあって、操作感はやや重いものの、 妙な渋りやひっかかりはなく、さほど苦労なく同調ができます。 テープもきちんとステレオ。 スピード偏差は問題なく、ワウフラッタも普通のロックやポップスならば気にならないレベル。 アンプのヒスノイズは小さくはないし、小さいながらモータの動作音がはっきりと混入して聞こえてしまうので (テープヘッドアンプへの誘導なのか電源からの回りこみなのか不明ですが)、 ピアニシモ部が多い曲では幻滅ですが、これも価格を考えれば見合っています。 セミオートストップ機構も正常に動作しました。 外箱の製品特長表記には「クッションイジェクト」なる文言が読めますが、イジェクトボタンを押すと普通にガチャンとテープドアが開きます。 どこがクッションなんだ。 音質も価格相応。 内蔵スピーカは5cmクラスですからその音質はポケットラジオ。 まあはなから期待していませんけどね。 ヘッドフォンジャックの出力は高く、ボリュームコントロールはかなり下げた位置で聴くことになりますが、 ボリュームコントロールは最低部で左右のレベルずれがあり、 音量を下げようとすると左チャネルが先に聞こえなくなってしまうという問題があります。 どうしても気になるなら外付けのヘッドフォンアッテネータでもこしらえておけばいいかも。 これでJBL 4305Hを鳴らしたらどうだろう。 単3電池4本の電池寿命は、取扱説明書にはAMラジオ受信で16時間、FMラジオ受信で10時間、テープ再生で10時間と書かれています。 このラジカセの最大出力は各チャネル400mWとの表記ですから、 上記の電池寿命は小音量ならもっと延びそう。 でもそれなりの音量で日常的に連続で鳴らすとすればやはりAC電源を使いたくなります。 で、このラジカセはこの低価格で軽量設計にもかかわらず、AC100V電源回路も内蔵しています。 ところがこのAC電源、平滑がとても悪く、本体内蔵のちいさなスピーカで聞く分には気にならないものの、 ヘッドフォンではハム音が大きすぎてまるきりダメ。 これは故障でも不良でもなく、取扱説明書にはイヤホンで聞くときはハム音がしてしまうからAC電源を使わず乾電池で使ってくださいと書かれています。 やるなあ。 まだ筐体は開けていませんが、すこしスペースがあるなら電源の改造くらいはできそう。 キャリングハンドルもついた軽量でコンパクトな筐体、 スピーカでそれなりの音量が出て、単3乾電池4本で動作するし、ラジオもテープもOK。 今回の要求事項に対して総じて合格点。あとはどの程度壊れずに持つかだな。 今夜はお気軽なソフトロックの古いカセットテープを2本ほど楽しむことができました。 2011-11-12 Soundpit RCS-S786K-W |
子機のバッテリが死んでもう3年経ちます。
最近の機器ではニッカド電池の出番はどんどん少なくなってきているし、
もう22年も経ったとあっては純正または純正互換の補修用バッテリが入手できず、
実質的に子機が使えなくなってもう3年経ちます。
あまり困っていなかったので、いかにわがラボは電話を使っていないのかがわかりますね。 で、今回 稲電機 [外部リンク] で7本パックのニッカド電池が売られていたので、ラストチャンスかと思いつつ1つ買ってきました。 長期間保管しても痛まないのであれば3つくらい買っておきたかったですけどね。 パックを分解し、マクサー電機製パックからコネクタを受け継いで、組み込みは簡単に完了。 稲電機でも手に入らなくなったらそのときが本当の終わりかも。 2012-03-04 Sharp Memorie CJ-A320 子機バッテリ交換 (5代め使用開始) 7本パック 稲電機 500円 |
小型のシリーズドロップ型直流安定化電源装置です。
出力出ない、とのことで修理依頼品。直らないなら廃却予定の機械です。
急がないとのことで依頼を受けて3ヶ月も経ってしまいました。
試してみると確かに出力は出ませんし、レンジ切り替えリレーが激しくブザーのように誤動作してしまいます。 中を開けてみも目視で判別できる顕著な異常はありません。 回路図は公開されていないようだし、どこから調べ始めよう。 フロントパネルには小さなカバーがあり、このなかにいくつかディップスイッチがあります。 取扱説明書を見ると、そのなかのひとつは単独運転と並列運転の切り替え用。 あれっ? これって並列運転用にセットされてるじゃん。 ディップスイッチを単独運転モードにセットしなおし、電源を入れなおして再始動すると、 電源装置は正常に動作し始めました。なあんだ。 じゃあいったい誰がこのスイッチをいじったんだろう。 謎は残ったままですが、PMC 18-5は開発中の TDM850用ウインカーポジション・ハザードコントローラ の21Wウインカーランプをきれいに点滅させています。 2時間ほど連続運転させて、問題なし。 修理完了ということにしよう。 2012-03-19 菊水電子工業 直流安定化電源 PMC 18-5 ディップスイッチ設定間違いを修正 なおこれと同時に修理しようと考えていたKenwood PWR18-2TP安定化電源はもっと本気の故障。 使おうと思ってスイッチを入れたら一瞬赤色LEDディスプレイが動作したものの、ほんの2秒程度の間に表示が暗くなり、無反応に。 電源スイッチを入れるとリレーの音はするのですがそれだけ。 内部を開けてみても焼けたりした部品等はなく、おそらくダイオードとかパワートランジスタとかの素子の異常なのだろうと思います。 まずは制御回路が自分の電源も与えてもらえないような故障なのかと。 ただし、調査しようにもこの電源装置は、 シリーズドロップ型とは思えないような複雑で高密度なつくり。 制御パネルの電源を作っていると思われる基板にアクセスするためにはとても重い電源トランスを含めて匡体をほとんど分解しなくてはならず、 相当の気合を入れてかからないといけません。 サービスマニュアルが手に入れば調査はずっと簡単でしょうけれど、出回ってはいないようです。 というわけでこちらはいまはあきらめてケースを閉じ、いつかサービスマニュアルが手に入るまで修理待ちの状態。 でも汎用部品で修理できるような場所じゃないかもしれないし、望み薄です。 Kenwood PWR18-2TPの修理はこちら |
ジャンク品です。
この時代のアドバンテスト製品はフロントパネルのタクトスイッチが不良になるから修理しないとダメでしょうが、
GP-IBインターフェイスを持っているからPCから制御していろいろ便利に使えると思います。 試してみると、なんとすべてのスイッチが不良になっていました。一つの例外もなく、です。 すべてのスイッチが押されたままの状態になってしまったため、電源を入れても動作が正常なのかどうかが判断できません。 ので、フロントパネルを分解してすべてのスイッチからボタンとコラムを取り外しました。 スイッチの中にある小さなゴム、これが接点を導通させるとともにはね返りを行っているのですが、がすべてカチカチに硬化していました。 押しボタンなしのままフロントパネルを組み付け。 接点を金属でショートさせるとパネルのディスプレイが変化しますからプロセッサは動作している様子です。 やはりこれはGP-IBで制御するのが現実的だな。 でも、うむ、マニュアルがないからリモート制御もできないぞ。どこかでマニュアルを見つけるまで保管、だな。 |
ポゴの誕生日プレゼントにWalkman Fをドックつきでプレゼント。
ウォークマンといってもこれは通話機能のないAndroidスマートフォンのようなもので、
Wi-Fi接続してYouTubeはもちろんウェブブラウジングや通話アプリ、ソーシャルネットワークへの接続もできます。
いやあこれはちょっと早かったかなあと反省する一方、危険だからといってバイクに近寄らせもしない3ない運動のバカバカしさと同様の論議でもあります。
危険をきちんと認識させて上手な使い方を教育するほうが、手間はかかるしリスクもあるけれど、正しい道と信じます。 で、第2研究所でウォークマンを友達と一緒にスピーカで聞きたいと思ったポゴがドックを持ち出そうとするので、 ドックの代わりに使えるポータブルパワードスピーカを用意することにしました。 ドックのフロントパネルはパンチングメタルで、持ち出せば必ずグリルをへこませ、美しい匡体に傷を付けることになるでしょうから。 まあそういうことであればそういう製品を買ってくればいいまでの話ですが、 ここはもともと生まれたばかりのポゴに音楽を聴かせる目的で買ったアイワのポータブルCDラジカセにライン入力ジャックを増設することにしました。 このラジカセのボリュームコントロールはクラシックな2連ポテンショメータを使っているので、ここから線を引き出せばいいだけ。 でもボリュームコントロールの取り付いているフロントパネルを分解するのは一手間です。 ボリュームコントロールとメイン基板はコネクタを使ったシールド線ハーネスで接続されていて、 基板を観察するとそのコネクタを起点にしてプリアンプとオーディオパワーアンプIC周辺の配線がすぐに分かりましたので、 基板からワイヤを引き出すことにします。 お、ラジオ基板にはしっかりSONYとシルクが入っているぞ。 1μFの電解キャパシタを2個載せた小さなユニバーサル基板を匡体内に接着剤で取り付け、本体右側面にミニジャックを取り付けてできあがり。 このラジカセは Strasser CSD-SR33 と一緒で、CDモードで再生していないとき、 またテープモードで再生していないときはオーディオパワーアンプのゲインを大きく落として残留ヒスノイズを低減する工夫がされています。 このモデルのカセットメカは、テープを入れずに再生ボタンを押したときはオートストップが働かないつくりなので、 増設した入力ジャックからの音を鳴らすときはテープモードでカセットを入れずに再生ボタンを押しておけばOK。 これなら屋外での利用にも便利ですが、乾電池は単1電池を6本使うので、電池動作はかなりのコスト。 DC12Vのカーバッテリーから9Vをつくる電源回路を追加するというネタもあり、かな。 ときにこのジャックの取り出しポイントは、ラジカセ本体で再生しているCDやテープ、ラジオの音声信号が出ていますから、LINE IN/OUT兼用です。 まあその用途にはヘッドフォンジャックを使えばいいだけではありますけどね。 |
故障廃却ジャンク扱い品。電源ランプが一瞬点灯しますが、電源ボタンを押しても反応しません。
ひょっとしてロジック基板のウィスカーだったりすれば直る見込みはあるかなと思ったのですが、歯ブラシで磨いても変化なし。
次に考えられるのは電源系でしょうけれど・・・
高密度に実装されて専用部品だらけのこの手の装置を技術情報もなしに素人修理できるはずがなく、結局は廃却の運命に。 |
GP-IB制御の機器をUSBで制御することができるインターフェイス・アダプタです。
アダプタとPCはUSBケーブルで接続。
アダプタ側はミニUSBソケットになっています。
が、このミニUSBソケット、アダプタ内部の基板に半田付けで実装されているのですが、
USBケーブルを抜こうとしたらソケットが基板からポロリと取れてしまいました。
うわあこりゃあ脆すぎるなあ、実験の現場でつかう機器なんだから頑丈に作ってほしいです。
結果、廃却扱いに。 で、ジャンク品としてとってあったそれのUSBソケットの再半田付けにチャレンジ。 狭ピッチの半田付けは老眼の目では無理だろうと思っていたのですが、 最近 オーツカ光学 [外部リンク] の蛍光灯照明つきスタンドルーペが手に入ったので、その使い心地を試す意味もあって修理にチャレンジします。 USBソケットの端子5本のうち1つは基板の銅箔パターンを剥がす格好で外れてしまったので、 細いパターンにカッターをあててレジストを剥がし、半田ブリッジで接続。 なんとか取り付けることができました。 最初にPCにつないでみたときは認識してくれませんでしたが、これは半田ブリッジ接続がまだ不完全だったため。 再度慎重に半田こてをあてて、今度はOK。 GP-IB(USB)FLは、専用ドライバをインストールしたNoobow9100Dに正しく認識され、LINKランプが点灯しました。 うむ、これでGP-IBインターフェイスをもつ計測器を使った自動測定が可能だ。 やったね。 スタンドルーペは2倍拡大のレンズがついていますが、倍率はこの手の作業には不足で、 ハヅキルーペと併用しての作業となりました。 それでも、安定していて間口が広く、明るく照らしてくれるスタンドルーペの助けなしにはこの作業は老眼持ちにはとても大変だったでしょう。 |
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ここ一年ほどポゴはAndroid Walkmanでよく音楽を聴いていますが、
インナーカナルのイヤフォンは好まず、普通の軽量なオーバーヘッドヘッドフォンを使っています。
最初は在庫部品・機材置き場にあった何かに付属してきた安物を与え、それが壊れたのでつぎは
EL500
でのトレーニング用として受講者用に4個ばかり買ったものを与えました。
が、これもじきにアウト。
ケーブルが複数個所で断線している様子。 以前はボランティアでやっていたEL500での電子回路トレーニングコースも、 最近では時間がなくなってしまったのと、 真剣に電子回路を学ぼうとする受講生がいなくなってしまったので、 ここ3年ほどは開講していません。 工具やヘッドフォンや接続ケーブル等支給や受講者が壊してしまった電子部品の補給を自腹を切ってやるほどの熱意が失せてしまったためもありますが。 ので、受講生用のヘッドフォンの同じモデルをポゴに渡しましたが、これも数ヶ月でアウト。 同じようにケーブルの内部断線です。 ずいぶん低品質のケーブルを使っているようです。 これでは1000円のヘッドフォンを1年使ったほうが割安だぞ。 ポゴはホームセンターでママに吊るし780円ヘッドフォンを買ってもらい、ダイソーのに比べるとずっと音がいいよ! と喜んでいました。 でも後になって壊れかけた2個目のダイソーヘッドフォンを持ってきて、 「おとうさん、もったいないからこれ直しておいて。」 ダイソー300円ヘッドフォンはコンパクトに折りたためるので持ち運びには確かに便利です。 そうそう、物を大切にすることは本当に大切なことだからね。 それに、パパが先月ヨーロッパ出張の帰りに空港で買ったゼンハイザーの折りたたみ式コンパクトノイズキャンセリングヘッドフォン、 あれは君にはあげないよ。高かったんだから。 今回のお正月休みはコンピュータのディスクとベンチ周辺のお片づけをして過ごしましたが、 ダイソーヘッドフォンの修理にちょうどいい耳かけイヤフォンが出てきたので、修理開始。 とはいっても何かに付属してきたとんでもなくプアーな音質のKOSS製耳かけイヤフォンからケーブルを切り取り、 ダイソーヘッドフォンのケーブルと交換するだけです。 ダイソーヘッドフォンのボディはプラスチック爪をこじって開けることができ、ケーブルの取り付けは半田付けでしたので、 なんと言うこともなくケーブル交換完了。 ほい、お待たせ、直ったよ。 |
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中央研究所が稼働開始してそろそろ7年、
24時間運転の1Fパイプファンのモータ音がずいぶんうるさくなってきました。
カバーを外して掃除機で埃の塊を除去し、
ファンブレードを外してモーターだけで回してみると、やはり音はうるさいまま。
うぬ、モータスピンドルベアリングの摩耗か。
トルクはまだまだたっぷり出ているのですが、交換することに。 使われていたのは地元企業マックスのVF-H08E22 Φ100mm排気パイプファン。 ホームセンターに立ち寄り、Φ100mmファンの新品を購入。 今度はパナソニック。 いや地元企業を応援したかったんだけど、売っていたのはこれだけだったんだもの。 今回買ったものはAC100Vプラグつき。 いままで使っていたものは小判ケーブルの芯線を挿入するタイプ。 どうにやってつなごう。 |
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ばあちゃんが第2研究所で使っている太陽電池つき電卓の電池を本日交換。
もともと入っていたのはG10-A CNBで、互換のLR1130を使用。 |
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ケーブルを交換したダイソー300円ヘッドフォン、2ヶ月ほど前にイヤーユニットとヘッドアームをつなぐ部分のプラスチックが折れてしまいました。
外れちゃうけどまた取り付けて聞いていられるから、ポゴは折れたまま使用。
でもさすがになので接着剤で。
しかしまあ、この部分は肉が薄い!!
耐久試験とかされていないのだろうし。
想像をはるかに超えたとんでもない製品を売り逃げしているメーカーもいまだに多いようですが、
市場からのフィードバックを受けて次のモデルでは対策するといった製品育成のサイクルを続けられるメーカーは育ってきているのかな、中国では。 |
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ここ数年なかった激しい腰痛。
水曜あたりからかなりヤバい兆候はあったのですが、金曜日の朝、起床時に左腸腰筋が激しくつって、息もできない苦しみ。
なんとか一日勤務したものの夕方には職場で崩れ落ちるありさま。
中央研究所への帰投を断念した土曜日の朝も左腰の激しい痙攣。
うう、こんなんじゃ買い物にも病院にも行けない・・・。
朝一番の痙攣が収まると、座っている限りは大丈夫なので、
土曜日は養生します。
えーと、たしかエレパルス持ってきてたはずなんだけど… あ、あった。 オムロンエレパルスHV-F127、買ってから10年もたつ のか。 一回交換したパッドはもう何年も経つけど、まだ使えそう。 ホコリまみれになっていたボディを拭いてきれいにし、スイッチを入れると… パルス電圧は正常に出ますが、治療モードを切り替える押しボタンがほぼすべて反応しません。 はてこれはラバースイッチなのかそれとも… ケースを開けて基板を取り出すと、スイッチはすべて小型のタクトスイッチでした。 Safe Washは中央研究所に置いてあって、ここ第3研究所にはコメリのプライベートブランドの接点復活剤スプレー。 タクトスイッチの押しボタン部には隙間はあまりなく内部まで浸透するかどうかわかりませんが、 願いながらアルコールスプレーを吹きかけ、ボタンをカチャカチャ繰り返します。 バイブレータ内蔵の髭剃りホルダはこんなとき高速でスイッチカチャカチャできるので便利。 見た目のアルコールが消えてからケースを組み立てて試すと、変化なし、 残念、スイッチは復活しないや。 仕方なくたまたまセットされていたモードでピリピリやって2時間ほど、 おっ、ボタンが効くようになった! 接点に入り込んだスイッチがアルコールで連続ON状態だったか、 あるいは基板上のスイッチインターフェイス回路にかかったアルコールが残っていて回路がリークしていたのでしょう。 ともかくすべて正常に回復。 ああこんなふうに簡単にこの腰も治ればいいのに、と思いつつ、気持ちよくピリピリ。 月曜日に病院へ行ってレントゲン撮ってもらったら、なんと腰椎が激しくS字に彎曲してる! 以前にやった時はこんなにはなってなかったのに… 肋骨を折ったとき にそれをかばう姿勢を取っていたのがクセになっちゃったんだろうなあ。 ともかく大ショック。 まじめに治療を始めなければ。 2017-10-20 オムロンエレパルス HV-F127 タクトスイッチ接触不良修理 |
Omron HV-F127 "Elepulse" EMS Therapy Device - All of the control buttons did not respond when I suffered a severe back pain after several years. Opening the case, applying alcohol spray into the tact switches did not revive immediately - it took 2 hours to alcohol being fully dry up. After that all buttons functioned as they should. |
コロナ騒ぎの在宅勤務中、ヨメとポゴがどこかに買い物に行きました。
二人が帰ってきてからしばらくして、
「やっぱり点かないよ」とか何とか言ってます。
聞くと、ポゴのニトリ学習机のアームライトの蛍光灯が切れたので同番品を買ってきて、
交換したのだけどやっぱり点かない、とのこと。 ポゴにライトをデスクから外させ、 ベンチのACアウトレットで試すと、やはり光りません。 さらに聞くと、勉強中に突然消えたとのこと。 む。 白熱電球と違って、蛍光管は突然消えてしまうということは普通ないものだよ。 これは内部故障だねえ。 製品ラベルには2009年とあります。 製造後11年で故障。 まあ不思議ではありませんね。 |
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ライトスタンド基部のケースを分解すると、中にバラストユニットがありました。
さらによく見ると、オンボードのヒューズが飛んでいます。
うむ、これはちょっと厄介だぞ。 バラストユニットはプリント基板むき出しですが、 とても寸法精度の高い良質な基板で、 使われている部品の品質もよさそうだし、はんだ付けもきれいです。 すごく好感がもてます。 そしてその基板をしげしげ見ても熱で変色しているところは皆無だし、 部品も焼けこげたり変色したりしているものはありません。 埃もついてないし、すべて新品同様に見えます。 いままで蛍光灯のバラスト回路は修理したことがなかったので、 ぐぐって代表的な回路構成やその動作を勉強しました。 このニトリのライトのバラストは、専用ICによりインバータ制御などをしているタイプではなくて、 パワートランジスタ2個とダイオード数個、そしておそらくダイアックを用いた比較的シンプルなタイプのようです。 パワートランジスタのうち1つのほうは、キャンパッケージの水晶発振モジュールのような形の、 しかし2本足の、デバイスがコレクタに直列に入っています。 はてこの部品は何だろう。 抵抗値を測ってみると両方向ほぼ0Ω。 パワートランジスタのヒートシンクに絶縁したうえで接して取り付けられているので、 過熱保護素子なのかもしれません。 溶断した1Aヒューズに並列に手持ち1Aヒューズをみのむしクリップでつなぎ電源を入れると、 ほんのひと呼吸ののちにぽわっとヒューズ内部線がオレンジ色に光り、そして切れました。 ピカッと白く閃光を放って一瞬にして切れたわけではないので、 どこかで導体が直接接触ショートして大電流が流れたわけではなさそうです。 おそらく3Aか5Aか、その程度の過電流となっているのでしょう。 |
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やはりパワートランジスタのONまま故障だったりするのでしょうか。
使われているパワートランジスタはSTのSTB13005です。
最大コレクタ-エミッタ耐電圧700Vの、降圧スイッチング用NPNパワートランジスタです。
わがラボでは普段いじるのはラジオとかの小さなものばかりなので、
高圧パワートランジスタの在庫はほぼありません。
おそらくAT電源から取り出した中古の2SC2335Fが一つだけあり、
これは最大コレクタ-エミッタ耐電圧400Vですので、これに取り替えて試してみます。 先月買っておいたサンハヤトのはんだシュッ太郎NEOの初登板です。 いや素晴らしい、はんだがきれいに吸い取れて、簡単にトランジスタが抜けました。 STB13005はアナログテスタで測る限り正常に思えるし、2SC2335Fを取れ付けて試しても症状は同じ。 もうひとつのパワートランジスタを試しても同じでした。 パワートランジスタは2個とも正常。 さてそうなると、パワートランジスタがONままになってしまう回路故障モードになっている、 のでしょうか。 もしダイアック不良だとしたら、ラボには替えの部品は一つもありません。 |
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一服してよく考えてみます。
もしパワートランジスタ前段のアナログ制御部分が壊れてトランジスタONまま故障になってしまったとしても、
たとえば点弧モードから抜けられなくなっているとしても、
それでヒューズが飛ぶような大電流が流れるとは考えにくいな。
原因は制御回路ではないのかもしれない。 いままでにヒューズ飛び故障を修理したことは何回かあったな。 トリオTS-820S のヒューズ飛びの時は、原因は送信機高圧電源回路の電解キャパシタのリーク故障だった。 このバラスト基板にも電源回路に電解キャパシタが2個使われているね。 見たところ液漏れもしておらずきれいだけれど、リーク故障が起きた可能性は十分にありそう。 そうであればキャパシタの在庫は豊富だから直せるぞ。 ケンウッドKR-9340 4チャネルステレオレシーバ のときは、チューナ&ドライブアンプ系電源回路の、ブリッジダイオード内の素子ショート故障だった。 このバラスト基板にも当然整流用ダイオードは使われている。 この可能性も十分にある。 |
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アナログテスタで電源整流用の2本のダイオードをチェックしてみると、
1本は順方向導通・逆方向非導通で正常に見えるのに、
もう1本は順方向・逆方向ともに直流抵抗値が限りなく0Ωに近い。
これか? はんだシュッ太郎NEOでダイオードを外してみると、 ビンゴ! 原因は電源整流用1N4007パワーダイオードのショート故障でした。 |
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1N4007ならラボに新品在庫が5本ほどありました。
取り付けてみると・・・直った!! 2020-04-28 ニトリ デスクアームライト バラストユニット修理 原因判明 翌日、オンボードヒューズを取り外し、 新品在庫のインラインヒューズを取り付けて修理完了。 いやーはんだシュッ太郎は便利だった。 デスクスタンドライトを新品に買い替えずに済んだから、 はんだシュッ太郎の出費は大方ペイできたね。 2020-04-29 ニトリ デスクアームライト バラストユニット修理 完了納品 |
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