C'z Kit TW-172D
FM Stereo Transmitter Kit
This is a small FM Stereo transmitter using New Japan Radio NJM-2035D Stereo Modulator IC.
Circuit board is in high quality, building can be done smoothly, operation is stable and its audio quality is fine.
Its designed frequency range was 76 to 86MHz; modified in order to tune to 88MHz and above,
so that US version novelty FM pocket radio could be used.
Stereo multiplexer & pilot signal circuit lacks filters; causing slight hissing noise.
7 years has passed after the assembly, a 19kHz bandpass filter was added which successfully eliminated multiplexer noise. |
車載用ベビーモニタ兼ハンドヘルドトランシーバ音声強化用としてFMワイヤレスマイクキットを作ろうと思い、
秋葉原で
ワンダーキットFW-208A
を買い求めました。
その直後、別のステレオFMトランスミッタキットを見たところ、こちらは電源電圧3Vで動作。
マイクロホンは付属していないけれど、これも便利かもと思い、買い足してしまいました。 エスケイ電子 シーズ キット TW-172Dは、定番のステレオモジュレータICである新日本無線のNJM2035Dを使用したFMステレオ送信機キットです。 良質なマニュアルとプリント基板、すべての部品のセット。 電池ボックスやケースはなく、ビルダーが思い思いのものを用意します。 2003-05-31 C'z Kit TW-172D 購入 2500円 完成したFW-208Aは要求を十分に満足し、当初の予定通り車載することにしました。 ので、ステレオ送信機であるエスケイ電子 シーズキットTW-172Dは、 調子がいいならラボ内のプライベートFM放送局として使用することにします。 さあて、どんな具合かな。 |
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20mHインダクタが見つかったぞ。あれ、2個ある。
そうだ、見つからないなら買ってしまえと、いつか秋葉原に立ち寄ったときにもうひとつ買っておいたんだった。
まあいいや、つづきをやろう。って、えっ、もう7年7ヶ月も経っているの? 買ったのは可変インダクタではなくてよくある固定のチョークコイルです。 であれば、チューニングはキャパシタで取るしかないな。 並列共振回路の計算式 を用いて20mHのインダクタで19kHzに共振させるキャパシティを求めると、3509pF を得ます。 なるほど、4700pFよりは3300pFのほうが近いわけだ。 でも3300pFの在庫はありません。 ここは実際のインダクタを用いて、現物あわせで行きます。 シグナルジェネレータで19kHzを発生させ、バンドパスフィルタ通過後の波形をオシロスコープで観察し、 シグナルジェネレータの周波数を上下させて共振周波数を探りながら、部品在庫のなかから適切な組み合わせを探してみると、 2200pF + 1000pF + 100pF の3つを組み合わせてほぼ19kHzに共振させられました。 足してみるとなるほど3300pFになっています。 部品を追加するために、ひとまわり大きなユニバーサル基板を奢って、写真のように仕上げました。 39kΩの抵抗はなかったので20kΩを2本直列。 将来的に外部電源で動作させたくなったら、空きスペースに3Vの安定化電源回路を追加できるでしょう。 テストランしてみると、無音時のマルチプレクサに起因するノイズが明らかに減り、 カジュアルな音楽鑑賞用として十分な性能になりました。 さて次はパッケージングだ。 アンプに組み込んでしまうのも便利かなと思いましたが、単体で使用可能にしておくのもいろいろ便利かな。 けっこういい性能が出ているので、タッパウェアではかわいそう。 かっこよくタカチかリードのケースに入れてやってもいいな。 RN-1 に使ったタカチのケースがもう一個買ってあったはずだと数時間かけて保管室を探し、おお、あったあった。 でも残念、タカチKC4-10-8GSはSW-295プリント基板を収めるにはほんのわずか小さすぎました。 2012-08-14 19kHzバンドパスフィルタ実装 |
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コロナ禍で在宅勤務主体となり第3研究所の稼働率が大きく低下したので、
2011年1月から2018年10月まで稼働してくれた
LM386N-3貧乏アンプ
を中央研究所から引き揚げてきました。
長い間の構想でもあったので、このケースにTW-172Dを組み込みました。 検定用電源トランスを用いた安定化電源回路から取り出した9Vを、 TW-172Dの電源電圧3Vに落とすためのシリーズレギュレータは、 TW-172Dサブボード上に組み込んであります。 簡単な作業、と思ったのですが、あれれ? なんだかFM受信音にAC電源の50Hzのハムが乗っています。 このリードのケースは実験用ベースと思っているのでシャシーには穴を開けずにペテットで基板を留めています。 シャシーグラウンドをほとんど使っていないので、 そのへんの問題なんだろうな。 ハム音は我慢できないほどではないので、 とりあえずこれで動作開始。 2021-03-26 実験用ケースに組み込み > 次の修理・・・松下電器DU-440 5球オールウェーブスーパー整備 |
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Sherwood S-2100 FMステレオチューナ
のテスト中、
目黒測器MSG-2161FMステレオ標準信号発生器
が不調になりました。
完全に使用不可能ということはないのですが、
FMの出力レベルが安定しなかったり、キャリア周波数が大きく変動してしまったり。
なので、S-2100のテストではMSG-2161と、本機TW-172Dを同時に動作させ、
交互に聞いていました。   ポケットラジオやポータブルラジオ、 あるいはスピーカの小さいステレオラジカセで聴く分にはほとんど気にならないのですが、 Hi-Fi FMチューナと 日幸電子STA-301ステレオレシーバ を使い、16cmウーファをもつWhafedale Diamond 225で聴くと、 曲間の無音時にハム音がはっきりわかります。 これは音楽鑑賞の実用機として使うなら何とかしたいねえ。   なので、TW-172Dが組み込んである実験用ケースを開け、 ハム音削減作業を始めました。 2022-01-21 ハム音削減作業開始 |
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ハム対策の前に、
フロントパネルのPioneerロゴ入りVUメータ右チャネルの針がときおり固まって動かなくなってしまうことがあったので、
微量の潤滑油をメータピボットに注油。
引っ掛かりはなくなりました。 さて、まずはしっかりシャシーグラウンドを取るために、 TW-172Dボードと9V安定化電源ボードを取り付けなおし。 原因を絞るためにLM386N-3パワーアンプボードは取り外し。 電源配策もやり直し。 でも、ハム音は消えません。 当初に比べればかなり小さくなったので効果は確かにあったのですが、 それでも、まだ。 いったいどういう経路・しくみでハム音が混じるのか。 TW-172Dボードを006P 9V乾電池で動作させるとハム音は出ないし、 オーディオレベルメータボード電源を取り外した状態ではハム音はごくわずかでも、 レベルメータ電源をつなぐとハム音は増大します。 9V電源ボードや電源取り回しと何らかの関連があるのですが、 調べようとしてオシロのプローブをつなぐとハム音の出方は変わってしまうし、 理由を特定できません。 微弱とはいえFM送信出力が電源回路に回り込んでしまっているのではないかとも思うのですけれど。 |
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三日三晩あれやこれや試し、しかしほとんど進展なし。
いったん戦略的撤退とすることにしました。 あーあ。 このLEADのケースは使用済み・用済み廃却品をもらってきたもので、 いろいろなテストやら実験やらのベースに使おうと思っていたもので・・・ そういえば 2003年3月にターボ・ファルコン號で雪道でスタックした とき、 タイヤの周りのザラメ雪を掘るのに使ったのはこのケースのトップカバーだったな。 もう19年も構想途中だよ。 そのうち再チャレンジしようね。 2022-01-30 改善一時断念 > 次の作業・・・オーディオテクニカAT-MX33G ディスコミキサ |
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