SUZUKI SP370
MY1977 (1982-1983)
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高校時代に
スズキ・ハスラー50 (TS-50 type8)
と苦楽を共にし、
大学に入って中型車を買おうとしたとき、その車種選びには大いに悩みました。
ハスラー50のタフさに感銘したライダーとしてぜひスズキ車を選びたかったのですが、
ハスラー250はどうにも古臭く、発表されたばかりのDR250Sはいかにも鈍重なスタイルだし。
さりとて出たばかりのホンダXL250Rは122kgという車重。
そんな中のある日中古車屋を見ていたら、そこにSP370が。
スリムな車体、400ccクラスのエンジンながら軽量化設計による車重は123kgとXL250Rとほぼ同じ、低速トルク重視のエンジン。
車検のハンディはあるものの、十分魅力的に思えました。
すでに製造中止になっていたし、乗るなら今かもしれない。
それに、このマシンには実に強烈な印象があったのです。
学校に向かう途中信号待ちしていたら隣にSP370が。
信号が青になると同時に、ほとんどエンジン回転を上げていないというのに、SP370は飛び出すように発進。
瞬く間にはるか先に行ってしまいました。なんという発進加速! 友人の忠告も聞かずに、私はSP370のオーナーになる決心をしました。 |
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