Wobbling Stiches
We have never expected that sewing would be among our research activities.
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TDM850
の荷物搬送用に使っているDegner NB-37サイドバッグ本体の黒ポリエステル生地は、
車両に取り付けたまではおそらく数カ月で直射日光によりみっともなく退色してしまうと思われます。
ので、日よけとして普段から純正付属のレインカバーを装着したままで使っていました。
が、先週末、どうしたわけか左のレインカバーを紛失してしまいました。
おそらくバッグに荷物を入れた際にレインカバーを装着し忘れ、
リヤシートのサイドバッグベルトに軽く挟みこんだまま走り出してしまったようです。 さてどうする? 用品店経由でメーカーにレインカバーだけで売ってくれないか頼んでみるのが普通。 でも売ってくれたとしても少なくとも1週間はかかるだろうなあ。 転用できそうな製品がどこかに売られていないか探すのも手ですが、いつ見つかるのか保証がありません。 手芸店に素材を持ち込んでつくってもらうのもいい手。 手芸店に行って聞いてみると、生地持ち込みなら1000円で縫ってくれるとのこと。 ただし納期は1週間。すぐに生地が見つかったとしても、1週間のうちにサイドバッグの退色が進みそうで怖いです。 できれば今日中にとりあえず品のカバーが欲しいなあ。 あるいはいっそ自分でつくるとか。 自分でつくる? 手縫いでは大変そうだけど、ミシンがあれば何とかなるかな。 リサイクルショップで小型ミシンの中古品でも買ってきたらどうだろう。 レインカバー程度ならいくらでもつくれるだろうし、ほかにもいろいろつくれるだろうな。 それに、ポゴの家庭科トレーニング教材としても役に立ちそう。 ママはポゴのランチョンマットでさえ手芸店にアウトソースしたほどに手芸はダメダメだから、 裁縫はパパが教えてあげないといけないし。 予算5000円くらいで小型ミシンが買えないかな。 手芸店を出てすぐリサイクルショップに行ってみると、中古ミシンは置いてありませんでした。 そのかわり、 小さな低価格ミシン [外部リンク] の新品が1つだけありました。 本格的な作業には能力不足としても、薄手のポリエステルなら十分でしょう。ポゴのエントリー機としてもよさそう。買っちゃえ。 2011-04-16 Albert Japan Proza Cute DX PCS-0319 3980円 ミシンだなんてそれこそ30年以上ぶりですので、第2研究所で説明書を読みながらコツをばあちゃんに教わりながら試してみます。 最初はまともに縫えませんでしたが、古びれたハギレをもらってしばらく練習すると、そのうちスムースに、 まっすぐきれいに縫えるようになってきました。直角方向転換も、曲線縫いもできました。 ハギレを適当な形にハサミで切って、こんなふうにしたらどうかな・・・と縫って、これまた適当な紐を通したら、 あらら、立派な巾着ができあがった!! そうだ、 いのぶ〜 のETC OBDのダストカバーとして使える巾着も作ってみよう、 それからSONY ICR-4800を持ち運ぶときに傷を防げるポーチも。 あっというまに2点の実用品ができあがりました。 こりゃオモシロい!! 2011-04-16 ミシン縫い練習 試作 |
ポゴの箸箱、というかランチセットと呼ぶんだそうですが、を製作。
いい加減な寸法取りだったのでかなりきつめ。
来週もう一つ作るよ、とポゴに渡しました。
布を袋にするのはできるようになりましたが、ポーチのヒモ通し開口部の仕上げは切りっぱなし。
次のは開口部の工法を改善しよう。 2011-04-23 ランチセットポーチ なおこのミシンはインターネットショップでのカスタマーフィードバックを読むと、かなり低いポイントしか得ていません。 こんなもの買うな、という書き込みまであります。 たしかに布送り機構の動作の正確さには不満があるし、 ちょっと厚い布ではモータが止まってしまいます。 厚手のジーンズのすそ上げは無理でしょう。 価格が価格なんだから期待しすぎは禁物、子供のおもちゃに毛が生えたもの程度に考えておかないとね。 ワタシ的には狙い通りの性能で、満足です。 このミシンは付属のACアダプタまたは本体底面の単3乾電池4本で動作します。 ACアダプタの銘板をみるとDC6V 1A。 こんなパワーじゃ厚い布なんて無理ですね。 ひょっとして厚い布で針が止まってしまうのは、モータのトルクが不足しているというより、 電源の駆動能力不足が原因かも。 モータ電流を測りつつ、もっと電流容量のある電源装置で動作させてみたらどうかな。 このミシンには手元灯として白色LED1個の照明がありますが、今日は点灯しませんでした。 およよ、もう壊れちゃったかな。 |
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手作りサイドバッグカバーRev 0.1は、ベースにした100円ショップの大型ポーチの材質があまりに低品質で、
日射を受けてあっという間に退色し、さらに日射で強度も劣化し、9月には大穴が開き、
手の施しようがないほどにボロボロになってしまいました。
それでも無いよりはましで、もしこれをかけていなかったらバッグ本体の退色も進んでいたでしょう。 クラフト系の商品も扱っている大型ホームセンターにも行ってみましたが、案外に防水ナイロンの生地は売っていません。 ようやくオンライン販売をしている生地屋さんを見つけ、ナイロンオックス生地が手に入りました。 ミシンを引っ張り出して小1時間。オリジナルのレインカバーよりも良さそうな材質のしっかりしたものができました。 2011-10-23 防水ナイロンオックス生地発注 117cm幅 x 4m (680円/m) 2720円 2011-10-31 左サイドバッグレインカバー Rev. 1.0製作 使用開始 |
サイドバッグカバー Rev. 1.0は生地そのものは5ヶ月たった今でも劣化はあまりありませんが、
やはり縫い方が簡単すぎてしょっちゅうほつれてしまいます。
右のデグナー純正品はというと、13ヶ月経過した先月、大きく裂けてしまったため、内側からガムテープを貼って補修。
1ヶ月寿命を延ばせましたが、2012年3月23日、中央研究所到着時には完全にボロ布と化してしまいました。
そこで本日、防水ナイロンオックス生地で左右とも新しく作り直し。 作り直すからには何かしら改善しないとね。 今度はミシンに付属してきた白木綿糸ではなくて、黒の万能糸をボビンに巻く作業から開始。 もうひとまわり太い糸を使うべきなのかもしれませんが、ミシンのモータが耐えられるかちょっと不安。 それに、Rev. 1.0の耐久性不足問題は、糸が切れたためではなくて、 シンプルな2枚重ね縫いでは生地の織り強度が足らずに縦糸横糸が分解してしまったためでした。 そこで今回は、ヒモ通し部の強度アップを狙って、あらかじめ生地を折って2重にしておいてからヒモ通しを形成。 また、筒状部と側面部の縫い合わせもあて布を当てて縫い、強度アップを狙います。 プローザCuteDXではナイロン4枚を縫うのはそろそろきつそう。 さらには、ヒモは100円ショップ(ダイソーではなく、比較的よい品をそろえているお店)で買った日本製の新品。 ヒモ止めはデグナー純正品からのサルベージ品を使いまわし。 さて、Rev. 1.0よりも耐久性が上がるかな。 ボロきれ化したデグナー純正品は捨てるつもりなので、今後もすぐに縫えるように側面部の型紙を作っておきました。 今回の筒部の生地寸法は35cm x 130cm。 でも側面との縫い合わせ部をあらかじめ折り重ねて強度を出したければ、 40cm x 130cmが適切。次回は40cmで行きましょう。 2012-03-24 サイドバッグレインカバー Rev. 2.0製作 03-25 使用開始 |
書いていませんでしたが、TDM850サイドバッグレインカバーは昨年右をもう一度作り直して、Rev.3.0になりました。
2011年に発注したナイロンオックス生地は使い切ってしまったので、再発注したものを使い、またこのときにヒモも極太のものに変えてありました。 生地屋さんで買ったナイロンオックスなので強度はあるし防水性も良いのですが、さすがに日射による劣化は避けがたく、半年程度で褪色が目立ち始めてしまいます。 すでに2012年末ころには作り替えたくなるほどに白くなってきていましたが、 面倒くさくてそのまま使用。 でも先月とうとう走行風で大きく裂けてしまい、 裏側からガムテープで貼りあわせて使うありさま。 さすがに、と思ってプローザCuteDXを取り出してRev.4.0の製作を始めました。 下糸がなくなったのでボビンに糸を巻き取って釜にセットしましたが、あれれ、 どうやっても下糸が出てきてくれません。 何回かガキンという音がして、どうやら下糸釜機構が壊れかけているようです。 実はRev.3.0のころから、下糸がきれいに縫われず、ぐちゃぐちゃな状態でした。 釜部分を分解して修理に挑むのも楽しいかもとも思いましたが、 もともとあまり出来のよくない機械ですので補修部品なしの素人修理でうまくいくとも思えません。 こんなことでこれ以上イライラしたくもないし、 ええいっ、ボーナスも出たことだし、買い換えるぞ。 ということですぐ近くのホームセンターに行くと、ジャガー機が3種類、店頭展示されていました。 値段はそれぞれ1万円、1万5千円、2万円。 2万円のはコンピュータ制御でいろいろなパターンが縫えますが、 そこまでは必要ありません。1万円のものと1万5千円のものは匡体も基本的な機構も同等ですが、 1万5千円のものは無段階変速でトルクも強いのに対し、 1万円モデルは2段階変速でトルクが劣ります。 その差を5000円で買うかどうか5分ほど悩み、 結局安いほうに決定。 うふふっ、ボーナスでジャガーを買ったぞ。 まさかこのオレがジャガーオーナーになるだなんて、 若い頃は想像すらしなかったな。 低価格とはいえ名の知れたメーカー機、さぞ使い勝手が良いだろうと思いましたが、 糸のセットはやはり手間がかかります。 クイックマニュアルを見ながら糸をセットし、準備完了。 自動糸通し機構もうまく動作します。 完全に老眼になってしまったのでこれは助かるな。 さあ作業開始。 おお、これはうまく縫える! 動作音は静かで、トルクはあるし、布送りも正確、 出荷時設定のままで上糸・下糸のバランスがとれています。 ただしナイロン地4枚重ねになるとトルクが不足し、 折り返し部分ではハンドルを手でアシストしてやる必要がありました。 やはりあと5000円出せばよかったかなと思いつつ、 順調に作業は進み、サイドバッグレインカバーRev.4.0左右セットが完成。 2013-06-30 Jaguar MP-120 電動ミシン 10000円 2013-06-30 TDM850サイドバッグレインカバー左右セット Rev. 4.0 製作 |