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Sourcebook of Electronic Circuits
John Markus 1968  McGraw-Hills Inc. ISBN 07-040443-7


Sourcebook of Electronic Circuits
    電話帳サイズのこの分厚い本は、電子技術関係の雑誌や定期刊行物に掲載されたさまざまな電子回路の回路図を100個のジャンルに分類し、 簡潔な説明をつけて掲載したものです。 なんと3000個以上の回路が、888ページにわたりびっしり掲載されています。

    刊行は1968年。 真空管回路も一部に残ってはいますが、トランジスタによる回路が主流となっており、 小型・軽量・低消費電力の利点を生かしてあらゆる分野に利用されています。 ラジオやテレビの通信機器はもちろん、レーダー、アナログおよびデジタルコンピュータ用回路、 制御機器、産業機器、医療機器などさまざま。 心臓停止時に使う蘇生装置もあり、たったトランジスタ2個ですからジャンク部品でこしらえておけばそのうち役に立つかも。 軍用電子機器の耐環境試験用の核爆発シミュレータもあり、冷戦の恐怖も読めます。 アメリカ海軍のPrefered-circuit、つまりおすすめ定番回路もいくつか掲載されていて役に立ちそうです。

    受信用の周波数コンバータとして、トンネル・ダイオードによる自励発振回路を使ったものが散見されるのも興味深いところです。


    さて、この本のとあるセクションに記載されている次の10種類の回路。 どれもAC60Hzの電源トランスをもち、いくつかの抵抗とキャパシタ、 またものによってはダイオードが使われています。 どれにも(1)と(2)と書かれた出力端子があります。 みなさんはこれらの回路がどんな働きをするかわかりますか?

What are these circuits for? Click here for (slightly) larger image

正解はこちら。でも、クリックする前によく考えてね。

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Sep. 29, 2001 Created.
Aug. 17, 2002 Reformatted.
Dec. 29, 2003 Reformatted.