Aerodynamics for Naval Aviators
United States Navy
テレビがどうして映るのか もさることながら、飛行機がどうして飛ぶのかもこれまた謎。 勉強するべきことは山のようにあります。 "Aerodynamics for Naval Aviators"はアメリカ海軍が発行した、海軍パイロット志願者向けの空力学のテキスト。 表紙だけは1992年に改定、だからF/A-18ホーネットが写っているけれど、内容は1965年に改定されたままで新しい写真でもコルセアどまり。 とはいえ、NACAウイング・プロファイルとともにその翼の特性が解説されていたりして実に興味深いものがあります。 旋回性能図の読み方を勉強すれば、ミサイルを打ち尽くした後にミグに囲まれても、もう少しがんばれるかもしれません。 この本はサンノゼ大学近くのテキスト屋さんで中古として買ったもの。 テキストに良くあるように、最初のほうのページにはいろいろ書き込みやアンダーラインがしてありますが、それ以降はきれいなまま。 前のオーナーはその後めでたく艦載機のパイロットになれたのかどうか・・・。 この本を読むまでは、F-14トムキャットで空母アイゼンハワーに着艦するたび、 "Unsafe landing!" とコントロールからお叱りを頂いていたのですが、 読んだ後では"Fair landing."と言われるようになって、 ヨメに「勉強した甲斐があったね!」と励まされました。我が家は今日も平和です。 |