Practical Television Servicing
Revised Edition by J. Richard Johnson
シリコンバレー在住のエンジニア! 聞こえはいいけれど、良く考えてみたら、私はテレビがどうして映るのかよくわかっていない・・・。 そりゃあ、走査線だとかNTSCだとかの言葉は知ってるけれど、フロントポーチだのカラーバーストだのについては意味不明。 これじゃいかん。 この本は1949年初版、1962年の改訂版。 すでに時代の主流はカラーテレビになっているものの、カラーについては終わりのほうの1章で解説されてるのみで、あとはほぼ白黒テレビ。 ただし改訂版の序説で触れられているように、白黒テレビが理解できずにカラーを学んでもしょうがないのも明らか。 この本では真空管世代のテレビの動作原理が各ブロックについて実際の回路図を交えて詳しく述べられており、 また後半部分では具体的なトラブル症例とその原因ならびに対処方法が書かれています。 イオン・スポット(電子銃から電子流とともに放出されたイオン流でブラウン管管面にできる焼け)というのも初めて知りました。 この本を買ったらヨメに「今度は真空管テレビに手を出すつもり?!」と牽制されてしまいました。 |