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ラボを片づけようとして後ろを振り向いたら、すぐそこにこれがありました。
たぶん1996年頃に組み立てた、Ramsey MD-3 モーション ディテクタ キットです。
シリコンバレーは治安が良いところでしたが、それでも空き巣や車上荒らしがないわけではないし、
新車で買ったシビックLXが狙われるのを警戒して、
防犯対策としてガレージドア近くにこれを取り付けておこうと考えたのです。
MD-3は1.2GHz帯の発振回路とオペアンプ1つでできたマイクロウェーブ方式のモーションディテクタです。
組み立てはスムースに行ったものの、どうにもマトモに動作しない!
全然使い物にならなくてすぐに棚上げになってしまいました。
もっともその頃住んでいたクパチーノのタウンホームは、
周りを見渡すとメルセデスのクーペとかBMWとかポルシェとかばっかりで、
新車とはいえ世界的大衆車シビックと労働者階級家庭御用達アストロバンではずいぶん肩身が狭かったし、
そんなものが狙われるとは考えにくく、結局アラームは取り付けずに住んでいました。
MD-3は私がトライしたRamseyキットの中で役立たずNo.1ですが、
しかし、12年経った今どうしてこんなにも手近なところに転がっているのかなあ。
こんなふうに散らかっているラボだから生産性が悪いんだよ・・・。
たぶん1年かそこら前に箱から出てきて、
せめてウェブページのネタにでもしようと思ってそのままだったのだと思います。
一方で、ひょっとしてなにか当初の組み立てにミスがあった可能性もあります。
もう一度回路の動作原理から追いかけて調べる価値はあるかもしれませんが、
逆に今となってはGPSや携帯電話等々に効果のある妨害電波発生器になっていることに気づくだけかも。
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