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社会人になって寮暮らしの友として買ったコンポにはグラフィックス・イコライザがあって具合よく使えましたが、
渡米するにあたってご近所さんにあげてしまってからはグラフィックス・イコライザは所有していません。
まあWindows95時代以降はWinAmpのDSPグラフィックス・イコライザで十分に満足しているので、
困ることもありませんでした。
それでもあるときふとアナログ・グライコがほしくなり(たぶん2009年ころ)、調べてみると、
すでに日本国内の一般向けオーディオ市場ではグラフィックスイコライザは絶滅していました。
案外にレトロな機材が残っているアメリカ市場には何種類か現行モデルがあったので買ってしまおうかとも思いましたが、
まてよ、手作りキットで楽しむのもいいな。
そんなとき秋葉原で谷岡電子の8素子グラフィックスイコライザキットが目にとまったので、これにしようと一個買って帰りました。
ラボに帰りパッケージを開けて説明書を読んでみると、うむ、これは電源がDC±12Vだ。
電源から用意しないとな。
さらに説明書を読むと、ああっ、これはモノラルだ。
もう一個買わないといけないぞ。
そうなると、電源やケースやらを含めると、新品のメーカー製グライコのほうが安上がりになってしまうかもしれない。
でもやっぱり手作りしたいから、そのうち秋葉原に出向いたらもうひとつ買ってこよう。
でも実際には秋葉原に出向く機会はそうそうなく、
思い立って出かけたら売り切れ。
次ロットが生産されるまで入荷は未定とのことでした。
うむむ、いまだにウェブサイトすら開設していない谷岡電子のこと、このまま廃業されたら計画が未回収のままになるぞ。
どうかがんばってくれ。
みらい館のサンダーバード展を見た帰り、
ポゴが秋葉原の同人ショップで買い物したいというので付き合って、
その後千石通商に立ち寄ったら、おお!! あった! ようやく2個めを買うことができました。
たぶん最初に買ってから2年以上も経ってるな。
キットには8個のポテンショメータが付属していますが、
いままで左右で補正カーブを変える必要は感じたことがなかったので、
2連ポテンショを使うことにし、
2連10kΩBカーブのポテンショを8個買いました。
キットに付属している合計16個のポテンショは新品在庫とします。
今日は夏休みの工作の日。
昨日買ってきたグラフィックスイコライザを組み立てます。
手書きパターンの紙エポ片面基板、DIP IC、ハトメ端子。
まるで昭和にタイムスリップしたようなキットビルディングを楽しめました。
のんびりしてていいなあ、いったいいつまでこんなキットが手に入るだろうか。
3時間かそこらかけてのんびり、2枚のボードの実装が完了。
生産ロットが異なるため、2枚のボードには微妙な違いがあります。
回路構成や定数は一緒ながら、使われているキャパシタのタイプが違うし、
レジストパターンも機能には影響のない差があります。
ま、問題はないでしょう。
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After realizinf the kit board is a single channel equalizer, I could not get a quick opportunity to visit Akihabara to buy one more.
When I visited the shop monthes later the kit was sold out and further availablity was unknown.
Fearing the Tanioka Denshi would go out of the business, I visited the shop again,
possibly 2 years after the initial purchase, finally I could get one.
The kit inlcudes a single sided, paper-epoxy PCB which artwork was obviously done by human hand.
Using rivet terminals, DIP ICs, all classic lead components ---
I enjoyed the kit building filled with the flavor of 1980's.
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