・・・という本を君は読むべきだ
と、勤務先での英会話クラスの先生に言われたのがもう10数年前。
あのころはまさか仕事で英語を毎日使うようになるとは思わなかったし、
まして一時的にせよ米国に住むことになるなんて想像すらしませんでした。
上級という名のついたクラスでしたが、今から考えれば生徒は全員サバイバル・イングリッシュの域を出ないレベルでしかありませんでした。
その頃はどっぷりモーターサイクルに浸りきった人生でしたから、
英会話クラスの先生ともモーターサイクルの話をしたりしていました。
すると先生がこの本の書名をあげ、私に読むように勧めたのです。
「今の君には言葉がちょっと難しすぎるかも知れないが、そのうち必ず読むといい。
日本語訳もあるそうだから、なんなら日本語版でもいいだろう。」
どうやら哲学書のようなことは聞いていたので、理屈っぽくて難しいに違いない、とその後読むことはありませんでした。 ですが、シリコンバレー勤務中にやはりコントラクト・エンジニアからこの本は読んだかと聞かれ、 さらに先日ヨメが会社の英会話クラスの先生から「あなたのご主人はその本を読むべきだ」と言われたらしく、 こりゃいよいよ読まねばならないようだ! abebooksのウェブサイトをサーチしたら アイダホの古本屋 に在庫があり、取り寄せました。 ようやくSFのペーパーバックをなんとか読めるようになった程度でしかない私に果たして理解できるのやら。 でも何ページか読んでみると使われている言葉は意外にも平易で、これならなんとかなりそうです。 ただしこの本には副作用もありそうです。それは数年間抑え込んでいたモーターサイクル熱の再燃・・・。 |