上級ソフトウェア エンジニアを目指すなら、あるいは単なるウイザード・ワナビーに過ぎないとしても、O'Reillyの本はどれも必読です。 多くの本の日本語訳が出ていますが、同社の本はどれもウィットに富む著者によるものなので、日本語版はどれもたいへんすぐれた訳であるとはいえどうしてももどかしさが残ります。やはりオリジナルを学ぶべきでしょう。
水玉蛍之丞の名著「こんなもんいかがっすかあ」( 上下巻、株式会社アスペクト刊、ISBN 4-89366-265-1, 4-89366-266-X) が1994年の日本のコンピュータ文化の貴重な記録資料であり深遠な解説書であるのと同様に、Illliadによるこれらの2冊は1999年のコンピュータ サイエンスの名著といえます。
独立系サービスプロバイダであるコロンビア・インターネット社は大手のプロバイダ iCan't Internet社に買収され、新たにやってきた情報システム統括副社長が会社のサーバをすべてWindowsNTに置き換えるよう強制し、エンジニアに ネクタイの着用を強制する・・・・黒い不思議な生物Dust Puppyによって開発された人工知能プログラムErwinをWindowsNTの脅威から守るため、コロンビア・インターネットのエンジニアは Erwinをフロッピィ・ディスク・ドライブのないピンク色のiWhackコンピュータに移植してしまう・・・・WindowsNTを拒み、サーバを守ろ うとするシスアドたち。コロンビア・インターネット社はいったいどうなる!?
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