NoobowSystems Lab.

Radio Restoration Projects


Hallicrafters S-41G "SkyRider Jr."
Shortwave Communications Receiver
Project Preview


SkyRider Jr.

    性能的に大したことがない低価格モデルを発売してしまうと、高性能受信機で名高いハリクラフターズのブランドイメージを壊しかねない・・・・ 大衆・入門者向けの安価な6球スーパーに、ハリクラフターズは自社ブランドを一切入れず、 エコーフォンEC-1A として発売しました。 実際ユーザーはそれがハリクラフターズの設計であり、ハリクラフターズの生産ラインで作られていることを知っていました。 だから戦争が終わると、子供たちが一生懸命貯めたお金でなんとか買うことのできたエコーフォンは結構な数が売れたのです。
    実際エコーフォンEC-1Aは予想以上に高性能を発揮しましたし、なにより多くの子供はハリクラフターズの名前に憧れていました。 それに応えて、ハリクラフターズはエコーフォンEC-1Bの塗色を変え、ハリクラフターズS-41として再デビューさせたのです。 しかも憧れの名前、"スカイライダー"を冠して。
    S-41スカイライダー・ジュニアには、写真にあるグレイとワインレッドのツートンカラーのGモデルと、ホワイトのWモデルがありました。 S-41Wはつまみの形がエコーフォンあるいはS-41Gとは異なっており、生産量も少なく、現在ではコレクターズ・アイテムとなっています。 もうひとつ面白いのはその型番です。 ハリクラフターズの受信機はS-またはSX-につづく数字がほぼ開発の一連番号になっていますが、エントリー機の大ヒットモデル S-38 シリーズが発表されたのはS-41の後のことなのです。

Project Preview

    ラボのS-41Gはご覧の通り汚れはあるものの、総じて程度は良好です。欠品もなく、内部も埃のみ。
    受信機はただちに動作を開始しました。 時おり単発的なノイズが出るのでキャパシタの劣化はやはりありますので点検は必要です。 が、感度・選択度・音量は50年間メインテナンスが入っていない機械とは思えないほど良好です。 さらにびっくりしたのは、短波受信時の周波数安定性が予想以上に良いことです。1時間以上も安定してVOAを聞くことができました (もっとも選択度がブロードだからだ、という説もありますが) 。
    したがってこのラジオは軽整備程度で十分、ということになります。 フロントパネルに付着した白い塗料をいかに上手に取り除くか、これはチャレンジですね。
    あれ、シャーシに空いているスライドスイッチ用の穴は何だろう。EC-1Aにはこの穴はありませんが、EC-1Bにはあります。さて? こうなると初期型S-38を調べたくなります・・・。
S-41G Back View : Click here for larger image


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Sep. 07, 2001 Created. Radio arrived. Initial check performed.
Oct. 05, 2001 Published.
Jul. 27, 2002 Revised links.
May. 15, 2004 Reformatted.
Jan. 21, 2005 Reformatted.